希望の党の迷走は許されない。細野豪志が主張しているように、立憲民主党や民進党とは違った立場を鮮明にすべきだろう。その一つが憲法への自衛隊の明記である。それで党内が結束すれば、日本維新の会との共闘も可能になり、自民党と国防について真摯に向かい合うことが可能になるのである▼代表の玉木雄一郎はあまりにも腰が引けている。それでは希望の党を結成した意味がないのではないか。玉木はあまりにも護憲勢力に気を遣っている。立憲民主党の枝野は、共産党以外の左翼の受け皿になろうとしている。社民党が合流するのは時間の問題だとみられている。もはや賽は投げられたのあり、後戻りはできないのである▼希望の党の目指すべき道ははっきりしている。旧民社党を支持していた労働組合とお連携を強め、ヨーロッパ型の民主社会主義の旗を掲げるべきなのである。議会制民主主義を否定し、人権を無視し、言論の自由がない中共や北朝鮮とは、明確に一線を画すべきだろう。安倍総理の経済政策は、本来は民主党や民進党が実行すべきであった。経済の最大の課題は雇用であり、そのためのリフレ政策はリベラル派がお家芸であるからだ。緊縮や在英規律へのこだわりは保守派の専売特許なのである。日本の場合はそれがねじれているから、混乱するのである▼過去のことは問わない。希望の党は改憲勢力に脱皮し、新しい日本を築くべきだろう。今の時代にあっては、護憲派こそが守旧派なのである。
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