草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

森まさこ氏が外人向けブライダル補助金で大炎上中

2023年08月14日 | 政局
 福島県民の岩盤保守は怒り心頭に発している。自民党だからというので、候補者に不満があっても仕方なく森まさこに氏に投票したのに、日本解体を推進するような政策を掲げ、それを採択されたと自慢気に語るわけだから、言葉に窮してしまう。
 森まさこ氏が推進したブライダル補助金が、少子化対策とは全く無縁なインバウンド対策でしかないことを、自民党福島県連は問題にすべきだろう。こんなことでは来る11月19日投票で行われる福島県議会議員選挙で、自民党の公認候補に投票することなど断じてできない。 
 森まさこ氏が自慢げにツイートした補助事業名は「みちのく和婚の外国人カップル向けウェディングツーリズムの開発」であり「海外在住の日本人の国際結婚カップル・外国人カップル、および日本文化に多大な興味を抱いているインバウンド層を主なターゲットにし、東北の様々な歴史的建造物、および地域資源、文化財を活用した日本古来の伝統的な結婚式・挙式の広告宣伝、インバウンドウェディングのサービスを展開する」といった代物である。驚くなかれ、日本人カップルは含まれてはいないのである。
 どこが少子化対策なのだろう。冠婚葬祭が簡素化し、斜陽産業になったブライダル事業者を救済するのが目的である。外国人が日本で挙式を行うのに、どうして補助金を出す必要があるのだろう。
 欧米で移民や難民が社会問題化しているときに、あえて混乱を持ち込むような愚策でしかない。そんことに税金をバラまくのであれば、減税をした方がはるかに効果的である。自民党福島県連が森まさこ氏に物申すことができなければ、県議会議員選挙で自民党は苦戦を強いらえることになるだろう。自分たちの選挙に跳ね返ってくるわけだから、断じて甘く見てはならないのである。
 
 
 
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死んでも同じ国土を離れない日本人の魂

2023年08月14日 | 日本主義の哲学
 お盆の季節である。お墓参りをする人たちを見かける。日本人の土俗的信仰心は、未だに健在である。無意識なものであっても、日本人においては、生者と死者とが一体なのである。
 柳田国男の「死んでも死んでも同じ国土を離れず、しかも故郷の山の高みから永く子孫の生業を見守り、その繁栄と勤勉とを顧念して居るものと考へ出したことは、いつの世の文化の所産であるかは知らず、限りもなくなつかしいことである」(「魂の行方」)の言葉は今も息づいているのだ。
 東北地方南部を中心にして、日本中どこでもハヤマがある。葉山、端山、羽山、麓山と書かれることが多く、子孫の集落を見下ろせる里近くの山をそう呼ぶのである。
 柳田はそうした信仰を語るにあたって、それを「考へ出した」私たち日本人の先祖に対して、畏敬の念を抱いた。あの世に去ることもなく、身近にとどまっている死者の声を聞く、それこそが、日本の国柄を保守する者の立場でなくてはならないのである。
 葬式は仏教で、お祓いは神道で、さらにはクリスマスまでも祝う日本人であっても、根底にある土俗的信仰は、失われずに引き継がれているのだ。「先祖の顔に泥を塗りたくない」という素朴な感情がある限り、日本はまだまだ捨てたものではないのである。
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