終戦記念日の今日、高市早苗経済安全保障担当相が靖国神社を参拝した。高市大臣の「国策に殉じられた皆さまの御霊に哀悼の誠を捧げてまいりました」という言葉に、多くの国民は胸打たれたに違いない。
賢しらな者たちとは違って、私たちにとっては、靖国神社にお参りするのは、素朴な信仰心があるからだ。加地伸行大阪大学名誉教授は「日本、朝鮮半島、中国など東北アジアの人々に共通する死生観は招魂慰霊である」ことを重視する。それは丁寧に死者を葬送し、慰霊を続けることであるからだ。
それを体系化したのが儒教であった。加地名誉教授は、そこに神道や日本的な仏教が影響を与えたとみる。日本の特徴として、中国などの儒教式招魂とは違って、仏教的対応がなされたために、平等の精神から怨みある者と親しき者とを区別しないのである。
また、加地名誉教授の考え方にもとづけば、靖国神社が戦没者を祀るのは、明治維新によって、我が国が国民国家となったからで、国家意志の下に戦死した英霊に国家的敬意を表するのは、魂魄(こんぱく)のうちの魂の慰霊なのである。魄(ぱく)の方は遺骨が収められている場所での慰霊が行われている。
あくまでも靖国神社は「日本人の死生観」に立脚したものなのである。それを否定することは、日本人の国柄をなきものにするということである。
靖国神社で死者と対面するために、国家がその場所をつくるというのは、自然な成り行きであったのだ。亡き人の霊魂を招くという信仰と無縁な者たちが、それを裁くのは見当違いも甚だしい。
高市大臣が、日本人であることを誇りに思うから、その信仰心を手放さないのである。次の総理大臣は彼女しかおらず、岩盤保守派は、実現に全力を傾注しなくてはならないのである。
賢しらな者たちとは違って、私たちにとっては、靖国神社にお参りするのは、素朴な信仰心があるからだ。加地伸行大阪大学名誉教授は「日本、朝鮮半島、中国など東北アジアの人々に共通する死生観は招魂慰霊である」ことを重視する。それは丁寧に死者を葬送し、慰霊を続けることであるからだ。
それを体系化したのが儒教であった。加地名誉教授は、そこに神道や日本的な仏教が影響を与えたとみる。日本の特徴として、中国などの儒教式招魂とは違って、仏教的対応がなされたために、平等の精神から怨みある者と親しき者とを区別しないのである。
また、加地名誉教授の考え方にもとづけば、靖国神社が戦没者を祀るのは、明治維新によって、我が国が国民国家となったからで、国家意志の下に戦死した英霊に国家的敬意を表するのは、魂魄(こんぱく)のうちの魂の慰霊なのである。魄(ぱく)の方は遺骨が収められている場所での慰霊が行われている。
あくまでも靖国神社は「日本人の死生観」に立脚したものなのである。それを否定することは、日本人の国柄をなきものにするということである。
靖国神社で死者と対面するために、国家がその場所をつくるというのは、自然な成り行きであったのだ。亡き人の霊魂を招くという信仰と無縁な者たちが、それを裁くのは見当違いも甚だしい。
高市大臣が、日本人であることを誇りに思うから、その信仰心を手放さないのである。次の総理大臣は彼女しかおらず、岩盤保守派は、実現に全力を傾注しなくてはならないのである。