草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

岸田首相は説明責任をまったく果たしていない

2023年08月16日 | 政局
 岸田首相の最大の欠点は、言葉で説明する能力がないことだ。記者団との激しい応酬などというのは、まったく皆無である。記者クラブ制度のおかげで、お膳立てされたことを、答弁するのが政治だと勘違いしている。
 それでも平時だと済むと思うが、有事には全く通用しない。LGBT法案のときもそうであったが、全てわたってそれは言える。の本丸の舵取りの責任として、国民に何を語りかけるべきは、政治家であれば、心の中に秘めているはずだ。
 まるで今のままでは昼行燈と大差がない。安全保障に関しても、安倍元首相の路線を踏襲しようとしていながら、根本で違っている。他国からの核の脅しや攻撃に対して、米国が核で守ってくれると信じているのだろうか。
 これまでになく税収が増えているにもかかわらず、減税せずに財務省の言いなりになっているのはなぜか。再エネ賦課金を廃止して原発を動かさなければ、日本の経済は先行き不安になるのに、どうして手を打とうとしないのか。経団連の意向を重んじて、移民政策を推進しているのではないか。
 これらのことを、自分の言葉で国民に向かって語るべきなのである。そうすれば、いくら何でも国民だって、一定程度の理解を示すだろう。それをしないから、不安感が増大するし、信用されないのではないだろうか。
 このままでは自民党は消滅するだろう。LGBT法案では急激な路線転換があったにもかかわらず、国民は蚊帳の外であった。そうしたことを続けているから、保守層がどんどん逃げているのである。

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