昨日の参議院予算委員会での高市大臣の答弁は衝撃的であった。小西文書の捏造がはっきりしたほか、逆に追及していた小西議員が追い詰められることになった。
「ピーチ太郎3rd」さんが文章に書き起こしてくれているが、高市大臣は「小西委員から質問通告を頂いて確認した結果、私はこの時期に私や安倍総理の名前が使われた経緯がどういうことだったかは瞬時に理解した。文書に名前が出ている以外の総務省職員にも確認した結果、この文書が差し込まれた事情は理解致しました」と述べ、「この文書が差し込まれた」と明確に言い切った。それなりの根拠がなければ、口にできない言葉である。
また、高市大臣は「3枚は作成者不明だが、1枚は”記録者”が入っている。そこに書いてある方々について、既に公訴時効も過ぎて法的な問題はないということも、しっかりと確認したうえで私は答弁をさせて頂きました」と語り、「捏造ならば法的な手段に訴えるべきだ」という批判にも、堂々と反論したのである。
マスコミの切り取りと、立憲民主の姑息な質問で答弁する機会が得られず、高市大臣の言い分が国民に伝わらなかったが、ここにきて流れが変わってきた。
今後の注目点としては、「記録者」の罪は問えないとしても、公文書の持ち出し、政治的目的での漏洩、虚偽公文書を利用したことに関しては、時効が成立していない。
この件については、第三者が刑事告発することができるし、総務省が、そうした犯罪を看過することは、責任問題に発展しかねず、何らかの動きがあるというのが、大方の見方ではないだろうか。