立民の小西議員というのは、口では言論の自由を守ると言いながら、その実は国会議員の権力を乱用して、自分に対する一切の批判を許さない人間のようだ。しかも、その手口が巧妙であり、想像を絶するものがある。
電子瓦版の松田隆さんにかけてきた揺さぶりは、その典型ではないだろうか。松田さんんのツイートのちょっとした表現にいちゃもんを付け、刑事告訴をして、言論を封殺しようとしており、あまりにも異常である。
松田さんは、小西議員の麻布食品との関係に疑問を抱き、それで取材を始めた。文房具のアスクルの代理店である麻布食品への金の流れが判明している。アスクルから何を買ったかを知りたいがために、松田さんはその明細書を手に入れたかったのである。
最初から松田さんのスタンスは決まっていた。そこでまともな明細書が出てくれば、取材者として責任を取るつもりであった。だからこそ、それがどうなるかが注目されたのである。
アスクルが27日の段階で開示する可能性を示唆してきた。いよいよということで、松田さんも緊張したのではないだろうか。本筋ではないツイートへの刑事告訴をチラつかせながら、さらには、松田さんの知り合いで、小西議員に側に立つ女性が接触してきたのと同時進行であったために、不利な局面になったと考えたとしても、それはやむを得ないことである。
しかし、その明細書が開示されることはなかった。松田さんは、今後も麻布食品についての取材続けるとしているが、まずは裁判への対応も考えなければならず、それで連載の中止ということになったようだ。だからといって、小西議員の疑惑はそのままであり、麻布食品との関係が不問に付されたわけではないのである。