草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

岸田首相は安倍政治の継承者にはあらず

2023年07月09日 | 政局

 岸田首相が安倍さんの遺志を継いでいると思っている人は、岩盤保守では皆無ではないだろうか。LGBT法案をゴリ押しし、米国との核の共有について議論することも拒否し、経済政策では、まさしく財務省の言いなりの緊縮派である。
 そんな人間が安倍さんの政策を継承しているわけがない。一周忌にあたる昨日、岸田首相は「安倍氏のご遺志に報いるために、先送りのできない課題で答えを出さなければならないとの思いで職務に努めてきた」と語ったが、その言葉に空々しさを感じたのは、私だけではないだろう。
 さらに安倍派のなかにも、安倍さんの思いに反して、LGBT法案に加担したり、岩盤保守を「ネトウヨ」呼ばわりするの者まで出てくる始末だ。タガが外れたおとで、自分のことしか考えられないのである。
 これでは岩盤保守がそっぽを向いても仕方がない。何度でも言うが、自民党内の保守派が反転攻勢に打って出るには、安倍派が一丸となって高市早苗さんを総理総裁に担ぎ、その勢いで自民党をリベラル派から奪還することなのである。
 安倍派の幹部の頭の中にあるのは、自分が総理総裁になることであって、高市さんを担ぐ気など微塵もないのである。それよりは岸田首相に尻尾を振った方がいいと考えているのだろう。
 彼らの中には危機意識が欠けているのではないか。そのときにどのように身を処するかについて考えて置くと同時に、今何を為すべきかを政治は語らなければならないのである。
 岸田首相ばかりでなく、安倍派の大半も危機が迫ってくることの理解が乏しい。米国の兵器を買うことで平和が維持されると勘違いしている。国を守る気概と、一致団結する精神が日本国民になければ、とんでもない目に遭うことになるのを、露ほども理解していないのである。
 今は亡き安倍さんは、現在の日本の姿をみて悲憤慷慨しているに違いない。岸田首相に日本丸の舵取りを続けさせておくべきではなく、一刻も早く退陣に追い込むべきなのである。 
 

 


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