草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今のマスコミ報道はあまりにも常軌を逸している

2022年10月21日 | 安全保障
 旧統一教会を批判するにも、批判の仕方があるだろう。一方的にカルトとか反社というのならば、その定義を明らかにすべきだ。逆に今のマスコミの方がカルトに見えてならない。一体、誰のために、そんなことをしているのだろう。自分たちの異常さに気づかないのだろうか。日本の危機から、国民の目を逸らさせたいのではないか。旧統一教会に問題があるとすれば、それは北朝鮮との関係なのである。そこにメスを入れればいいだけである。
 北朝鮮は核を搭載したミサイルを実戦配備し、金王朝が「東京を火の海にする」とか言っていたことが、現実味を増してきた。昨日の虎ノ門ニュースでも、有本香さんが言及していたが、テルアビブ空港での無差別殺人を行った重信房子の日本赤軍は、北朝鮮で武装訓練をしたという疑惑もある。日本人拉致とも無関係ではないのである。
 中国は習近平が三期目に突入し、武力による台湾の統一を公言している。欧米は数年以内と見ている。それは同時に、我が国の先島諸島が侵略の対象になることだ。約10万5千人の日本人の命が危険にさらされるのである。安倍元総理が口にしたように「台湾有事は日本有事」なのである。
 ロシアは昨年の段階で、北海道に軍事的挑発を仕掛けてくる計画があったともいわれている。欧米の力を分断させるためには、当然考えられることであり、北海道周辺も安閑とはしていられないのだ。
 にもかかわらず、我が国は丸裸状態である。憲法上の制約ばかりでなく、継戦能力もおぼつかないのである。安倍元総理が断言していたように、日本が核攻撃をされた場合に、アメリカが核で反撃してくれることを期待する方が間違っている。アメリカとの核の共有の議論の口火を切った、その人間がテロリストに殺されたのである。安倍元総理を失った日本丸は、羅針盤を失ってしまったのだ。
 マスコミは常軌を逸している。しかし、福田恆存が、新聞を論じながら「国民の大部分はそれに動かされませんでした」(『興論を強ひる新聞』)と書いていたように、国民の良識を信じたいと思う。マスコミに騙されることなく、現実を直視すべきときなのである。







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