政治家というのは、言葉で人を説得しなくてはならない。平気で論点をずらし、自分の言葉に責任を持たないような人間はふさわしくない。小西参議院議員は、あたかも放送法の解釈をめぐって、安倍元総理と高市大臣が電話で話をしていたかのような印象操作をしておきながら、今ではそのことに触れるのを避けている。
ありもしないことを口にして、高市大臣に議員辞職まで迫ったのだから、それを真実であるという証明を、小西参議院議員がすべきだし、それがまったくのつくり話であったのなら、潔く国会議員を辞めるべきだろう。
東大を出てキャリア官僚になった人間は、戦後教育のせいで、国家に対する忠誠心が欠けている場合が多い。子供の頃から優等生でちやほやされてきたから、受験競争で勝ち抜いてきた自信から、自己中心的な人間になりやすいのである。
あれだけのことを高市大臣に言いながら。小西参議院議員と立憲民主党は、まるで何もなかったかのように、だんまりを決め込みつつある。逃げおおせると思っているのだろう。しかし、ネット民は甘くない。黙って見ているわけはなく、どこまでも追いかけていくだろう。口は禍のもとなのである。