トランプが来年1月20日に就任する前に、世界は慌ただしく動いている。ウクライナは19日未明、射程の長い米製長距離ミサイルを使って、ロシア領内の西部を攻撃した。バイデン政権の許可のもとに行われたとみられているが、プーチンは核による反撃を口にしており、一歩間違えれば第三次世界大戦になりかねない。
また、イスラエルが先月26日のイランへの空爆で、核関連施設を破壊したことが明らかになった。ネタニヤフ首相が去る18日の議会での演説で語ったもので、中東からも目が離せない。
東アジアも微妙な情勢になってきた。北朝鮮がロシアとの軍事同盟を履行するために、ウクライナ領内への侵略に加担しているが、その見返りとして、極東ロシア軍と共同で、南進する危険性もあるのではないか。
中国は日本の首相が石破茂である今のタイミングを狙って、尖閣に攻めてくることも想定して置かなくてはならない。来年になる前に何が起きても不思議ではないのである。そんなときだからこそ、自衛隊、警察は万全を期さなくてはならない。超法規的な決断をする覚悟が求められる。もはや憲法改正など待っていられないからである。