草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

憎悪を煽るのが全体主義政党の手口だ

2024年10月31日 | 祖国日本を救う運動
 全体主義政党というのは、自分たちの結束を維持するためにも、特定の個人や集団を憎悪の対象にして血祭りに上げなくてはならない。それをやり続けなければ、党が崩壊するのである。
 ナチスがその典型であった。ヒトラーは独自の政策というよりも、絶えず敵をつくらなくてはならなかった。ユダヤ人はその犠牲になったのである。アジテーションは全てそのためのものであった。スターリンは同志を次々と粛清して「人民の敵」というレッテルを貼った。農民を根絶やしにしようともした。
 日本保守党をめぐって、ネットが真っ二つに分かれているが、驚くべきことは、百田氏や有本氏の言い分や、それを支持する人たちの言説が、考え方の違いよりも、人間性をボロクソに否定することに血眼になっていることだ。
 もっとも重要なことは、法に触れるような問題がどちらかにあるかどうかである。百田氏は刑事で訴えると息巻いているが、その具体的な事実については何も語っていない。飯山氏は昨日あたりのユーチューブでは、トーンを落とした喋り方をしている。もしかすると、タイミングを見ているのではないだろうか。
 全体主義政党であるかどうかは、まともな政策を掲げ、自分以外の他者と議論する寛容さがあるかどうかだ。国政政党になった日本保守党が、実際に議席を得た河村たかし氏に権限を委譲するのは当然のことであり、厳粛な結果を前にして、落選組は力を失うのは仕方がないことなのである。


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