ネット民は愚かではありません。飯山あかりさんと日本保守党のバトルに対しても冷静でした。あくまでも事実を列挙して、反証を要求する飯山さんに対して、百田氏と有本氏はほとんど何一つ反論ができませんでした。徐々に党員や支持者が離れて行き、今では両氏の個人商店のように成り下がってしまいました。
表向きの主義主張に関しては、それほど異論はありませんが、まずは政党としてのガバナンスがないことが驚きでした。飯山さんが衆議院補選に出馬した際に、私は、選対がなさそうなことに気づきコメントしました。候補者をガードする人間を増やすことも提案しました。それは動画を見れば誰もが気づくことでしたが、そうした声を日本保守党はまったく無視しました。
さらには、領収書問題もビックリでした。税金の控除の対象になると党のホームページに書いておきながら、実際は違っていたからです。普通であれば、一度返金をして、該当するようになってからもう一度寄付してもらえばよいだけです。なぜそれができなかったのでしょう。
飯山さんを刑事・民事の両方で訴えると公の場で口にしていながら、それを実行しないことも、日本保守党の信用を失墜させました。保守系月刊誌も離れ始めているようですし、石平さんも日本保守党からは出馬しないようです。このままでは参議院選挙で候補者を擁立することも大変だと思います。