ここニ、三年ほどは会津は雪が少なくて助かりましたが、今回は豪雪地帯に逆戻りした感があります。高速道路はかろうじて動いているものの、列車は昨日から現在の時点まで運休が続いています。
市町村消滅という言葉がありますが、暖冬とかいわれていたのに、毎年、このような状態が続けば、会津から雪のない地帯への移住が加速することになるでしょう。とくに、高齢者にとっての雪かたし(雪かき)は大変な重労働です。
平均年齢が70歳を過ぎるという過疎地帯では、以前と同じような雪でも対応できなくなっています。除雪をするにしても、協力的であった建設会社が次々と倒産し、かつてのようなわけにはいきません。
政治は東京などの大都市圏にばかり目を向け、地方がおざなりになってしまっています。国土強靭化というスローガンも、かけ声倒れで、地方はどんどん疲弊しています。雪で陸の孤島と化す会津は、あらゆる面で見捨てられつつある地方の一つなのです。