米国のタイムスのインタビューに対して、「米国にも言うべきことを言う」と鳩山由紀夫首相が居直っているのは、普天間基地移設問題での失点を正当化したいからだろう。しかし、そんなことを口にして、一体誰が喜ぶのだろうか。そのとばっちりを受ける国民としては、迷惑至極である。戦後の日本は、米国との関係を重視してきた。いくら民主党中心の政権が誕生したからといっても、それを根本から覆すようなことをして、鳩山首相は責任をとれるのだろうか。何を言っても許される米国だからというので、子供が親に対して、駄々をこねているような気持ちかもしれないが、これによって、日本が見限られてしまったならば、膨張する中国とどのように付き合うつもりなのだろう。さらに、日本の安全保障をどうするつもりなのだろう。真の独立国家になるためには、核武装も持さない覚悟が必要になるからだ。そうでなくて、夢物語のような「日本中立化」を考えているとしたらば、時代錯誤もはなはだしい。政治家としての資質もないのに、金があっただけで総理大臣に座まで射止め、日本だけなく、世界中をかき回してしまってよいのだろうか。鳩山首相の身勝手な暴走は、あまりにも目にあまる。
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