草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

出鱈目の限りをつくす為政者を許すな!

2010年04月11日 | 思想家

 「たちあがれ日本」の結党にあたって、石原慎太郎東京都知事は、日本の危機を強調したが、そこに立ち会ったマスコミはそれを一笑に付した。しかし、その怒りの声をいち早く上げたのは三島由紀夫であった。そときから何ら日本は変わっていないのである。三島は『英霊の聲』に収録された「『道義的革命』の論理」のなかで、平和ボケした為政者を痛烈に皮肉った。2・26事件で処刑された磯部浅一の遺稿を持ち出すことで、国を憂うる者の決死の覚悟と対比させたのである。そして、昭和11年に青年将校を裁いた者ちが、アクビをし、居眠りをして、青年将校に屈辱を与えたように、日本という国の無垢なる魂が汚され続けていることを、「昭和11年に出鱈目の限りをつくしていた連中の末裔は、昭和42年にも居眠りをし、昭和42年にも出鱈目の限りをつくしている。われわれのまわりは、仮寝の鼾に埋まっていて、豚小屋のようである」と書いた。そこに我々は、さらに付け足すべきだろう。現在ではその豚小屋も、かってなく臭気を発していると。今回、石原都知事が見るに見かねて応援団を買って出たのも、已むに已まれぬ思いがあったからだろう。「この国は本当にこのままずるずるずる落ち込んで、ジェットコースターの急降下じゃないけど、急降下の先に水落ちて上がってくりゃいいけど、上がってこない国に なっちゃうな」というのは、悲痛な叫びではないか。国を憂いて立つべきは、まさしく今なのである。石原が三島の怒りを理解したのは遅すぎた感もあるが、国民の一人として「たちあがれ日本」というメッセージに、どう応えられるかなのである。国の根本を否定する民主党政治にノンを言うだけでなく、行動で示さなくてはならないからだ。

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保守勢力が新党になだれ込めば日本が変わる

2010年04月11日 | 政局

 一日も早く日本の政治を立て直すためにも、政界再編を行わなければならない。そうでなければ、政治に対する信頼は回復できないからだ。保守勢力も自民党にこだわるべきではないだろう。政策的に何をするかが問題なのである。新党に大挙してなだれ込み、新たなブームを起こした方が手っ取り早いのではなかろうか。「新しい酒は新しい皮袋に」という聖句もあるわけだから、生まれ変わったところを国民に示すべきだろう。民主党のだめさ加減は政治と金だけでない。今朝のフジテレビの番組でも、鳩山政権によって、高速道路の料金が、実質値上げになることが暴露された。約2割の高速道路が無料になったといっても、収入でみるとわずか5㌫にしかあたらない。明らかにマニフェスト違反をやらかしているのだ。それでも国民を騙し続けられると思っているのが愚かだ。プロパガンダとして掲げた高速道路無料化をまだおろせないでいるのも、あたかも実現可能のようなことを言っていたために、国民に申し開きができないからだろう。先の総選挙中の鳩山由紀夫首相の演説も流されていたが、高速道路の無料化がすぐにでもできるかのような話しっぷりであった。嘘を嘘で固めても、いつかはばれてしまうのである。そんな民主党政治におさらばすることが今一番大事なことだ。自民党がなくなったとしても、日本という国家の根本が破壊されなければよいのである。保守勢力が一から出直すことがまずは急務であり、「たちあがれ日本」の結党は、その第一歩ではなかろうか。

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