ネット上では熾烈な情報戦がくりひろげられている。仕事に出かける前と、帰ってきてからパソコンに向かう身としては、はなはだしんどいが、このまま見捨てておくと、日本はとんでもないことになるという思いから、やむにやまれず書き込んでいるのが本音だ。ネットを覗いてみると、いくつかの特徴があるのがわかる。小沢一郎民主党幹事長擁護のブログは、できるだけ上位にランクされるように、組織的なバックアップがなされている気がしてならない。しかし、あまりにも小沢幹事長を持ち上げすぎることから、逆にほめ殺しをしているようで、どことなくカルトっぽくて薄気味悪い。行動する保守とか、社会運動を名乗っている人たちは、自分たちの活動報告のPRの場にしている。動画をたくさん貼り付けているので、そこからある種のスターが出てくるのではなかろうか。マス媒体によらないパフォーマンスというのは、注目に値する。ともあれ、ネットの極意というのは、オリジナルな情報をたれ流すというよりも、それをおちょくることで、笑いの対象とすることではなかろうか。今のところのターゲットは、できもしないことを並べ立てている鳩山政権や民主党である。東大出を鼻にかけている連中が多いわリには無能で、彼らを皮肉れば、それこそ拍手喝采となり、お祭り騒ぎになって盛り上がるからだ。ジャーナリストの常として、時の権力者を批判して始めて、ネットはネットたりうるのである。
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