つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

江戸風鈴売り

2007年07月02日 | 文化
                 懐かしい江戸風鈴売り(銀座中央通り)

銀座中央通りを散策していたら、珍しいものに出会った。
江戸風鈴売りである。
蒸し暑い日だったので、風鈴の音色にしばし涼風を感じてきた。

江戸の物売り声で有名な宮田章司師匠から聞いた話。
いろいろの物売りが、いい声を出して呼びかけるが、
風鈴売りだけは、声を出さない。
なぜか。
風鈴はそこから発する音が立派に物売り声の役目を果たしている。
なるほど。

その江戸風鈴を売っているおじさんの風情がまたとてもいい。
江戸時代にタイムスリップしたようだった。
銀座を散策している人が、珍しいそうに江戸風鈴の所に吸い寄せられていた。

(7月2日記 池内和彦)
コメント (3)
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