つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

全国少年少女躰道優勝大会

2008年08月08日 | 躰道
            五条訓を唱和する少年少女選手たち(東京武道館)

第30回全国少年少女躰道優勝大会が東京武道館で開催された。
東京武道館での開催は、3年振りであり、その設備の良さと環境の整備されたところで開催できることは躰道関係者の一致した感想である。

久し振りの東京武道館での開催は、全国から参加している選手とその関係者たちにとってホッとしているところである。

開会式では、「躰道五条訓」を全員で唱和することがしきたりとなっている。
そこには、創始者である祝嶺正献最高師範の教えが諭されている。
つまり、躰道の理念が盛り込まれている。

「躰道五条訓」の内容は、
1.心は惑わされる事なし
2.態は侮られる事なし
3.気は恐れ戦く事なし
4.行は誤り行う事なし
5.技は制される事なし

道場で稽古をする前には、必ず唱和する。
稽古の心構えである。
実技を習う前に心構えが大切であることを認識する。

躰道では、昇段審査の時には必ず論文を提出することになっている。
この躰道五条訓を理解するならば、躰道の論文の骨子はまとめることが出来る。
躰道の指導者となる者は、実技と論文の提出が義務付けられている。
文武両方が揃って躰道の指導者としての資格を得られる。

少年少女会員も大会や合宿などの感想文をまとめる。
また、昇級審査の時にも作文を提出している。
その基本となるのは、思考→判断→方法→結果→反省 の社会での行動プロセスがある。
反省なくして、次のステップはないというのが躰道の教えにある。

(8月8日記)



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