つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

新国劇を愛する人たち

2022年08月01日 | 友人
 新国劇を語る会のメンバー

 新国劇を愛する人たちが定期的に集まって懇親のひとときにを持っていました。新国劇は昭和62年9月に島田正吾、辰巳柳太郎により看板を下ろしました。島田正吾、辰巳柳太郎の二人座長が演じてきた演目について、その観劇論を話し合って懐かしんでおります。

 新国劇を愛するメンバーは、劇団若獅子の「大菩薩峠」公演を観劇して机龍之助と島田虎之助の二役を演じた笠原章について、師匠である辰巳柳太郎の机龍之助役と島田正吾が演じた島田虎之助の二役を演じることは大きな喜びであったことであろう。との話で盛り上がっていました。

 新国劇の隆盛時代には、その日の公演が終了すると役者たちは必ず反省会を開いて芝居について徹底的に話し合いをして修正をしてから翌日の公演に臨んでいたとのエピソードもでました。
    辰巳柳太郎が「国定忠治」を演ずる時の名場面。赤城天神の森の場で「加賀の国の住人小松五郎吉兼が鍛えし業物、(万年溜の清水に清めて)俺には生涯てめえという強い見方があったのだ!」との有名な台詞のところは、はじめ(万年溜の清水に清めて)の部分はシナリオのト書き部分であったとのエピソード。そのト書きの部分を辰巳柳太郎は台詞として発してしまった。それが後には受けて今でも継続されている。などの情報も出ておりました。(2013.7.17)

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