つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

湯灌と納棺について

2020年04月07日 | 日記

                   湯灌と納棺

親戚の方が亡くなり、葬儀に参列しました。前日は通夜式の前に「湯灌と納棺」の儀式に立ち会いました。
映画「おくりびと」でこの儀式を説明しておりましたが、実際に目の前で見て湯灌師(ゆかんし)の方の手際のよい仕草は流石であると感心をしました。
湯灌師は男女二人で担当をします。湯灌とは、安置しているご遺体に化粧を施し、身支度を整える儀式のことで、納棺前に行います。
最初は参列者が柄杓のお湯を足元から胸までゆっくりとかけていきます。これを逆さ水と呼びます。
儀式では、男性湯灌師は髪の毛を洗い、男性は顔の髭を剃り、女性は顔の産毛を剃ります。女性湯灌師はご遺体を綺麗に洗い清めます。身体や髪を綺麗に拭いて清め、死化粧をほどこします。
納棺はご遺体を参加者により棺に移してから、死装束に着替えさせるなどの身支度を行います。
足袋や足に巻いた脚絆の紐を旅の途中で外れないように堅結びをします。六文銭は三途の川を渡るために懐に入れます。きれいに化粧をしたご遺体はまるで生きているように見られました。

(4月7日記)


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