つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

劇団ムジカフォンテ公演

2022年10月17日 | 芸能
 劇団ムジカフォンテ公演「雑司が谷隧道(ウイロード)から未来へ」を観劇しました。会場は、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)です。

 知久晴美さんが劇団ムジカフォンテを設立して33年が経過しております。今回の豊島区ミュージカル第8弾の舞台は、池袋駅東西を結ぶ「雑司が谷隧道」(通称ウイロード)がテーマとなっております。

 大正14年(1925年)に開通し、戦後はヤミ市をつなぐ通路として活用され、その後は「ションベンガード」とも呼ばれ、暗く、汚く、怖い通路といわれていました。昭和61年の大改修でタイルが張られ「ウイロード」と名付けられました。さらに令和元年には、美術作家・植田志保さんにより筆と手で描かれた隧道は、明るく、きれいな、素晴らしいトンネルへと変身をしました。

 ストーリーは、百鬼夜行のオープニングから、雑司が谷隧道の大正14年、昭和7年、昭和20年、戦後の闇市、昭和23年、昭和60年頃と展開していき、エピローグは百鬼夜行と盛り上がっていきました。出演者も80歳から3歳の幼児まで多数の方がおりまして、迫力満点のミュージカル公演でした。

 今年で豊島区制施行90周年を迎えることで、お祝いとしての豊島区ミュージカル公演でした。劇団ムジカフォンテは10年前の豊島区制施行80周年より豊島区に関するテーマを採り上げて上演をしてきた実績があり、今回が8作目となります。

 いつもながら、知久晴美代表と劇団員の方たちの情熱溢れる熱心な演技は、観客に楽しさと元気を与えてくれました。
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