今思えば、再発するまでほとんど思索の時間など持てなかった。
恥ずかしながら働き出してからは日々の生活をまわしていくだけで本当にいっぱいいっぱいで、特に出産して産休明けからは朝から夕方まで職場で過ごし、ウィークデーは基本的には残業せずにダッシュで帰宅。ちょっとでも座ってしまえば嫌になってしまうので、そのまま食事の支度に突入。保育園時代は当然お迎えが間に加わり、作って、食べて、片づけて、の後は息子と一緒に遊び、夫にお風呂に入れてもらったら一緒にベッドで寝かしつけ。寝かしつけたらこれをしよう、あれもしようと思いつつ、何度一緒に玉砕して寝てしまったことか。
小学校に入ってからは保育園に代わり学童クラブへ。6時クローズまでにお迎えに来られなければ一人で帰します、というシステムだったので、到底間に合わず迎えに行けたことは数えるほど。とにかくまっすぐ家に帰れば息子が家にいる、ということが画期的なことだったけれど、保育園時代のやるべきことに加えて始めた習い事~ピアノとお習字と学研教室とスイミング~の進行管理、それにちょっぴりの宿題等が加わった。
進学塾に行き始めてからはその宿題等の進行管理。5年生以降には塾の夜用お弁当が加わった。お迎えは夫にお任せしたが、受験生に突入し、仕事をしている以外は土日も息子の受験関係雑事にとられる時間が増した。
再発治療は開始したけれど、中学に入ってからも1年目はかなり手厚く勉強のフォロー・・・。そうこうしているうちにもう寝る時間、よれよれになって翌日、という毎日を繰り返していた。
休職中はさすがに家にいたから、本を読めない状態でも考える時間はたっぷりあった。
初発後、少しでも日々の生活のパターンを見直しておけば良かったのだろうけれど、今となっては後の祭り。まあ変えたからといって再発しなかったという保障はないし、そんなこと考えてみても始まらない。結局思索の時間などとても持てず、これまで通りのどたばた生活に戻っていった。
人間は考える葦である、と言われる。考えなくなったら人間ではないのだろうから、ああ長いこと人間ではなかったのだなあ、と思う。今は、少しは人間の端くれになっているかもしれない。
こうしてブログを書く時間が私にとって大切な自分を見つめ直す時間であり、考える時間になっているから。
今日は、これから明日の選挙の期日前投票を済ませてから、夫と2人で近県の温泉に一泊する。先日の墓地ご成約特典・ペア宿泊券の有効期限が今月半ばまでだったのだ。1人追加料金を払って3人でということも考えたのだが、息子が「2人で行ってくれば」と言ってくれたので(というよりそう言ってくれるように誘導して)思い切って。
息子は、午前中は授業で、終わったらその足で実家に泊りに行くことになっている。明日は、温泉からの帰り道、息子のピックアップ方々、私の実家へご機嫌伺いの予定だ。
それにしても夫と二人で電車に乗っての旅行など、一体何年ぶりのことだろう。少なくとも息子が産まれてから初めてのような気がする。ということは実に15年ぶり(!)だ。15年前の夏はつわりでダウンしていた。
「これからは(息子が)だんだん家族旅行につきあってくれなくなるだろうから、2人で過ごす時間が長くなっていくんだね・・・楽しみだね」と、受験生となって土日のたびに塾で息子が不在だった頃、“すでに老境・・・”みたいな感じで話していたのだが。そんな時間があとどのくらいあるだろう。神のみぞ知る、だ。
実際には夫と息子の男二人旅は続いているし、まだ家族旅行につきあってくれている。高校生になったら一人旅がしてみたい、などと言ってはいるけれど。
恥ずかしながら働き出してからは日々の生活をまわしていくだけで本当にいっぱいいっぱいで、特に出産して産休明けからは朝から夕方まで職場で過ごし、ウィークデーは基本的には残業せずにダッシュで帰宅。ちょっとでも座ってしまえば嫌になってしまうので、そのまま食事の支度に突入。保育園時代は当然お迎えが間に加わり、作って、食べて、片づけて、の後は息子と一緒に遊び、夫にお風呂に入れてもらったら一緒にベッドで寝かしつけ。寝かしつけたらこれをしよう、あれもしようと思いつつ、何度一緒に玉砕して寝てしまったことか。
小学校に入ってからは保育園に代わり学童クラブへ。6時クローズまでにお迎えに来られなければ一人で帰します、というシステムだったので、到底間に合わず迎えに行けたことは数えるほど。とにかくまっすぐ家に帰れば息子が家にいる、ということが画期的なことだったけれど、保育園時代のやるべきことに加えて始めた習い事~ピアノとお習字と学研教室とスイミング~の進行管理、それにちょっぴりの宿題等が加わった。
進学塾に行き始めてからはその宿題等の進行管理。5年生以降には塾の夜用お弁当が加わった。お迎えは夫にお任せしたが、受験生に突入し、仕事をしている以外は土日も息子の受験関係雑事にとられる時間が増した。
再発治療は開始したけれど、中学に入ってからも1年目はかなり手厚く勉強のフォロー・・・。そうこうしているうちにもう寝る時間、よれよれになって翌日、という毎日を繰り返していた。
休職中はさすがに家にいたから、本を読めない状態でも考える時間はたっぷりあった。
初発後、少しでも日々の生活のパターンを見直しておけば良かったのだろうけれど、今となっては後の祭り。まあ変えたからといって再発しなかったという保障はないし、そんなこと考えてみても始まらない。結局思索の時間などとても持てず、これまで通りのどたばた生活に戻っていった。
人間は考える葦である、と言われる。考えなくなったら人間ではないのだろうから、ああ長いこと人間ではなかったのだなあ、と思う。今は、少しは人間の端くれになっているかもしれない。
こうしてブログを書く時間が私にとって大切な自分を見つめ直す時間であり、考える時間になっているから。
今日は、これから明日の選挙の期日前投票を済ませてから、夫と2人で近県の温泉に一泊する。先日の墓地ご成約特典・ペア宿泊券の有効期限が今月半ばまでだったのだ。1人追加料金を払って3人でということも考えたのだが、息子が「2人で行ってくれば」と言ってくれたので(というよりそう言ってくれるように誘導して)思い切って。
息子は、午前中は授業で、終わったらその足で実家に泊りに行くことになっている。明日は、温泉からの帰り道、息子のピックアップ方々、私の実家へご機嫌伺いの予定だ。
それにしても夫と二人で電車に乗っての旅行など、一体何年ぶりのことだろう。少なくとも息子が産まれてから初めてのような気がする。ということは実に15年ぶり(!)だ。15年前の夏はつわりでダウンしていた。
「これからは(息子が)だんだん家族旅行につきあってくれなくなるだろうから、2人で過ごす時間が長くなっていくんだね・・・楽しみだね」と、受験生となって土日のたびに塾で息子が不在だった頃、“すでに老境・・・”みたいな感じで話していたのだが。そんな時間があとどのくらいあるだろう。神のみぞ知る、だ。
実際には夫と息子の男二人旅は続いているし、まだ家族旅行につきあってくれている。高校生になったら一人旅がしてみたい、などと言ってはいるけれど。