2010.7.4 夏のご挨拶から

　手配しておいた夏のご挨拶“お中元”が先方宅に届き始めて、お礼の電話が続いた。
　ここのお宅には夏はこれ、冬はこれ、ここのお宅には夏も冬もこれ、ときわめてワンパターンではあるが、各々のお宅に年2回お送りするものはもう何年も、いや10年以上変えていない。たまに実家から「ずっと○○が続いたから、そろそろ別のものがいいのだけれど・・・」とリクエストがあれば、ちょっと考えるくらいだ。

　毎年、この時期にこの家から何が届くということがわかっていれば、楽しみに待てるし、余分に買ったりすることがなくて良いだろうと思う。何よりその品物が好きなことがわかっていれば、それに越したことはない。新しみがないといえばそうだけれど、決して冒険するのが怖いから、というわけでもない。
　こうした季節のご挨拶ものは、ちょっと保守的なくらいが良いと勝手に思っている。

　さて、義妹からもお礼の電話があり、「ちょうど今、入浴中だから聞いてくれる？」と義母の話になった。先日、義妹あてに風水だか何かの変な手紙がきたという。「覚えがないのになぜだろう。気持ち悪い・・・」と思っていたら、今度は「このたびはお買い上げ頂き、ありがとうございます。云々・・・」の手紙が届いたらしい。もしや、と思って義母に問いただしたところ、なんと義母が義妹の名前（！）で「金運がアップする財布」なるものを買っていたことがわかったそうだ。

　その財布に宝くじを入れておくと金運が向いてくる、という触れ込みだったそうだ。が、届いたものはとても使えるような代物ではないゴールドの財布だったとのこと。まあ何十万円等という高額な買い物ではなかったようだから、気が済んだのかもしれないけれど。電話を切った後、夫にも話して、2人でうーん・・・と唸ってしまった。

　義妹によると、義母は春先の背骨の圧迫骨折以来、あまり外に出なくなっているそうだ。
それでも先日の健康診断ではすべて正常で、悪いところが全くなかったとのことで、医師から「100歳まで元気」とのお墨付きをもらったとのこと。元気で長生きなら本当に何よりなのだが・・・。

　日中、義妹夫婦は仕事に出ているから、義母が一人で家で何をしているか義妹もわからないと言うけれど、義母が買い物好きなのは私も十分知っているので、通販等にはまっている、というのはさもありなんである。

　先日の私の誕生日に贈ってもらったLサイズのトップスもしかり。それについては義妹が「もらっちゃったからラッキー。今までのものでもLサイズがあれば引き取るから！」と言ってくれたので良かったけれど、ちょっと複雑である。

　今年は骨折のこともあり大事を取って、夏の避暑地・北海道3か月間妹弟宅行脚にも出かけないようなので、これから長い暑い夏を義妹宅で送らないといけないわけだ。「冷房の風は好きじゃないから・・・」ということで冷房をつけずに過ごす気らしいのだが、義妹の所は内陸で、関東近県での最高気温を記録するほど本当に暑い土地。例年過ごしている爽やかな北海道とはわけが違うのだ。なんとか無事に夏バテせずに、義妹夫婦ともども仲良くこの夏を過ごしてほしい、と願うばかりだ。