ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.7.13 冷静かつ公平であれ

2010-07-13 06:24:56 | 日記
 毎週の治療記録を中心に、最近では日々の身辺雑記のようなことを書き綴っているが、恥ずかしいことに話題によってはなかなか冷静・公平になりきれない自分がいる。いったん自分の気持ちを整理して、溢れる思いを寝かせてから、それでもどうしても書きたいときにもう一度頭を冷やしてから書く、ということがある。

 書きたい、という気持ちだけが先走ってしまう。すると、どうしても気持ちだけが空回りしてしまう。後から読み直してみると、案の定冷静さや公平さを欠いている、と気付くことがたびたびだ。

 わが身の行く末を憂い、健康な友人・知人を羨んだり、ひがんだり、いじけたりしているつもりは毛頭ないのだが、どうも、こと病気にかかわるある種のことについては無意識のうちに過敏に反応してしまうのだろう。患者の、いやこと私だけの哀しい性であろうか。どこにその導火線があって、どのタイミングでスイッチが入るのか、情けないことにまだ把握しきれていない。半世紀近く人間をやっているのに、相変わらず人間ができていないなあ、と下を向く。

 それでも、いや、それだからこそ、常に冷静かつ公平でありたい、と思う。読んで頂く方から、「なるほど・・・」と思って頂けるように。

 常に一歩ひいて客観的に書かないと、ただのひがみ根性丸出しのつぶやきになってしまう。それではこうして日々文章にして発信している意味がないだろう。せっかく読みに来てくださる人に対して失礼だろうとも思う。
 読後感の後味が悪いブログになっては、長くは続けられないだろうから。

 これからもきちんと本音を書きつつ、冷静に、公平に、そしてユーモアを忘れず、読んだ後、ちょっとでも元気になって頂けること、をモットーに続けていきます。

 今日は、明日の都心での早朝会議に備えて、仕事が終わったらその足で都心のホテルに一泊する。
 夕食の支度はしてあるので、2人で仲良く食べてもらうことになっている。口うるさい私がいなくて食後も2人でプロ野球観戦等、息子いわく「いつも7つ折り、いや8つ折りくらいにしている(?!)」という羽をすっかり伸ばせることだろう。

コメント
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