ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.11.2 オンライン瞑想ヨーガ指導者養成講座7日目 ほぼ籠城蟄居

2023-11-02 23:18:00 | ヨガ
 昨夜は前日の寝不足の所為か眠くてたまらず、早々に入浴し、さっさとベッドに入った。日付が変わる前に眠りにつけた模様。
 
 今日は夫は休務日、息子は在宅勤務だという(聞いていなかった。)。そんなわけで、少し寝坊が出来た。いつも通りに目覚ましとスマホアラームが鳴ったが、頭痛が酷い。消してもう一度ウトウトしようと思ったら腹痛でお手洗いを往復。ちょっとぐずぐずしてからノロノロ起きる。毎朝ぐずぐずのノロノロ、我ながら情けない。
 2人は朝食を始めていた。私も一緒に頂き、朝ドラを視る。食後はロキソニンを追加。

 息子が自室で勤務開始したところで、リビングで指導者養成講座の準備だ。夫は和室で仕事の資料作成。
 7日目の今日は久しぶりにHさん、Tさんとリアル参加の3人全員が揃った。今日もアーサナの続きだ。定刻10分ほど前にZoomを繋ぐ。

 オームを3回唱え、プラーナが身体中に巡るのをイメージしながらゆっくりと呼吸して休息。
 今日の学びは、前回の講座翌日から昨日迄、1日1回左右屈、回旋のアーサナをそれぞれ練習するという宿題の感想、シェアしたいことの発言からスタート。

 私は、「今回の宿題とは別に、朝のルーティンで簡単な前後、左右、回旋の動きを続けている。3つの動きをバランスよく行うのが良いとされているが、どうか」と質問する。 Sさんからは「ヨーガの動きは殆どが前後か回旋の動きで、左右は少ない。そもそもアーサナは瞑想で座りやすい身体を作るのが目的なので、前後も回旋も“集中する”ことを大事にする動きで、身体をニュートラルに戻すものだ。ルーティンを続けてほしい。」とのこと。

 Tさんは、今回は色々突発的なことが起きて、録画をもう一度見ようと思ったが見られないストレスがあった。が、以前に比べて疲労度が違う。困ったらイーシュバラにお渡しするようにしている。太陽礼拝の宿題は終わったがそれを続けていて、棒のポーズで気づきがあった。苦手な開脚の左右屈も緩めてから行ったら出来た。身体が硬いから出来ないのではなくてやり方が間違っていたことが判った。」とのこと。Sさんは「レポートを見ると、体の動かし方等の発見が伝わってきて、素晴らしい。新鮮で読むのにワクワクする。ヨーガをするとこうなる、とテキストに書いてあることを確認するようだ。この世界は全てイーシュバラのもので、それを身近に交流出来ているのも素晴らしい。人は祈る(世界に委ねる)自由を持つ唯一の動物だという定義がある。祈っても祈らなくても自由だが、祈れるのは人間の才能、性質という昔からの智慧の通りだ。」と絶賛。

 Hさんは(前回お休みだったので)「久しぶりで、茶道三昧の生活からこちらに来られて良かった。録画も60分のクラスも気づかずに放置していて、昨日前回の講座を見た。リアルなら4時間なのに、午前の部分だけで(見直したりして)5時間かかった。やらなくてはいけないことを出来ていない自分が嫌と思ったが、楽しむために行っているのに、追い込むようになってはだめ、自分のペースで、と思ったら楽になった。」とのこと。
 録画受講は、たとえ自由になる時間が無尽蔵にあっても(そんなわけはないし)キツいのでは、と思う。だからこそ、ちょっと都合が悪かろうが体調が悪かろうが、リアル参加でこれまで皆勤を続けている私である。

 ここで録画受講中のYさんからの質問にSさんが補足説明。太陽礼拝で棒から牡牛のポーズに行く時、足を一気に前に出せない場合の練習の仕方の動画解説である。なるほど、1歩で行うのは大変だ。
 ポイントは2つ。持ち上げる前腿をグーッとお腹に近づけ、後ろの足首を背屈から底屈にしてサポートする。練習の仕方は椅子に座って座面を持ち、背筋を伸ばし、若干前傾して腸腰筋を使ってまっすぐに足を上げる。立位で腿を上げて、外に開く。このトレーニングをすると歩く時、腿を屈曲して行えるようになり転倒防止になる。現代人は長時間座って働いているので腸腰筋が伸び縮みせずに腿が上がりにくくなるという。

 今日は解剖学のおさらい(脊柱の側屈・回旋、股関節の外転・内転、外旋・内旋、股関節の外転・内転、外旋・内旋+水平外転と水平内転)からスタートして、今日のアーサナはバランスと逆転。

 バランスポーズは、例えば片足立ち、手で立つ、頭で立つ等不安定な位置を安定させながらキープする。バランス感覚とはグラグラしている中で重心を探して安定させる感覚・力だ。心身への効果としては固有覚(筋肉の中にセンサーがある)と前庭覚(耳の奥にセンサーがある)を養えること。ヒトは胎児のうちにこれらを完成させて生まれてくるが、これが十分でないと、人とぶつかりやすかったり、常に不安であったり、という状況になるという。バランスポーズをとることで不安な気持ちが安定することもあり、自律神経や視神経や姿勢を正しく保つのに良い影響があるとされる。

 アーサナの実践に入る。まずは英雄のポーズⅢ。これまた苦手なポーズだ。家の中でコケると危ないので、ついつい調整してしまう。どんな感じだったかそれぞれ感想や気づきをシェアする。軸足とそうでない足の安定感が大分違う感じがした。最終的にはTの字のようになるのだが、道のりは遠い。

 続いて樹のポーズ。膝を守りながら行う。股関節の動きは屈曲、外旋、外転。相反する内転筋は拮抗筋として伸びる。外旋が十分でない時には無理して足を引っかけずに、足裏を腿の横にグッと押して、それでもきつければ徐々に足首まで下げていく。それぞれが感想や気づきをシェア。
 Tさんは「足裏にこれ迄とは違う感覚があり、歯を噛み締めていたので力を抜こうとした。」とのこと。Sさんからは「バランスポーズの後、足裏を感じるのは良いことで、力を抜こうとするのも素晴らしい」とのコメント。

 これで午前中は終了。30分のお昼休みだ。時間がないし、午後は逆転のポーズなので、お昼は終わってからでいいかな、と思ったが、夫が食べていたカップ焼きそばの匂いが気になって、そこから私もカップ麺を作って半分食べたら時間切れ。息子は中抜けで転出届を出しに行った帰りに駅前でお昼を済ませた模様。

 午後は逆転のポーズ。心臓より頭が下になるポーズである。かのマハトマ・ガンジー氏は困りごとがある時、逆さになっていたそうだ。色々なインスピレーションが湧いてきて物事が解決する効果があるという。Sさんも時間がなくて家事が進まない時など、前屈して足の間から風景を見、アイディアが湧くこともあるそうだ。行き詰った時に力が抜けるポーズらしい。

 立位の逆転ポーズからスタート。手と足のポーズだ。起きてくるときに頭を最後にロールアップ、としてもクラクラすることがあるが、顎を先に上げて起き上がってくるやり方は楽だった。初心者は首が伸展すると腰も伸展するので背中が真っすぐに保て、簡単で良いという。
 実際に壁沿いに立って行うと、自分がまっすぐと思っている感覚と違うことに気づく。座骨を上にするというイメージが分かりやすかった。

 ここでSさんからコメント。「このクラスはインストラクターを目指す人、既に教えている人、深く学びたい人のものなので、股関節を回旋・・・などと説明しているが、普通のクラスでガイドする時は、解剖学用語はわからなくなるので使わない。」なるほど、いきなり耳で聞いてもちょっと理解出来ないだろう。実際に私自身外転や内転等混乱することがある。

 続いて仰向けの逆転で、橋のポーズ。1回目は膝を閉じて、2回目は膝を腰幅に開いてトライ。その違い等についてそれぞれが感想をシェアする。実際にやってみてこんなに負荷が違うのだと思う。膝を閉じて行うと、股関節を内転させながら伸展する、縮ませながら伸ばしているので難しいとのこと。肩甲骨を寄せて肩に体重を乗せていくことで首の負担が減り、次の肩立ちのポーズの練習になっている。

 改めて一つ一つポーズを説明するガイドの言葉の大切さを感じた、と発言するとキューリング(ガイドの言語:キューを出すこと)は一つの動作で3つ迄が良いとされるそうだ。スタートのポジションで3つ、腰を上げていくポジションで3つ、ポジションが判っていれば深く掘り下げられるが、そうでないとなかなか難しい。
 
 最後は股関節を開くアーサナ。股関節を柔軟にして、可動域を大きくすると若々しくなり、歩行が上手く出来る。例えば胡坐や合蹠等も該当する。愛に関すること(思い込み等も)から解放されるとも言われる。お尻の筋肉が硬くなって詰まるようになると、良いことはなさそうだ。
 まずは鳩のポーズ。緩め方、何が大切なのかを学ぶ。次に飛天の礼拝。鳩のポーズに似ており、花籠を差し出すという何とも美しいポーズだが、優雅には程遠くきつい。最後は牛の顔のポーズ。今まで何度も行ってきたが、何故牛の顔なのか、今日初めて分かった。上から見た時、両足が耳が垂れた牛(インドに良くいる気性が穏やかで神の使いとして大切にされている牛)に見えるからなのだそうだ。
 ということで、それぞれ感想をシェアして今日のクラスは終了。Sさんは片付けをされつつ、雑談のためにZoomを繋いだままにしてくださった。いつもながら名残惜しい。

 次回は来週木曜日、均整術の師匠K先生が特別講師で、道場からの配信になるそうだ。近かったら伺いたいけれど、残念ながらオンライン参加だ。Hさんは道場にいらっしゃるという。K先生にもコロナ以降すっかりご無沙汰である。
 そして、明日からの宿題は6日間、今日行った、バランス、逆転、股関節を開く3種類のポーズから一つを選んで3呼吸程キープすること。それ以外のアーサナを知っていればそれでもOKとのこと。

 部屋を片付け、昼がちょっぴりだったので、夫が昨日買ってきてくれて食べ損なったロールケーキを切り、紅茶を淹れて頂く。息子は打ち合わせ中とのことで、コロナ罹患の時のように部屋のドア外に置いてくる。

 その後、パーソナルレッスンのため、団地の集会所まで手頃な部屋の仮予約に出向く。結局、今日はこの時に外に出た以外、終日籠城蟄居。階下のポストから新聞をピックアップ。

 息子はお茶の後、この後は少なくとも3時間は打ち合わせ、とのこと。明後日が引っ越しなのにほぼ何もしていないので、夫と玄関の棚周りの断捨離。私がクラスを受講中、靴の棚は2人で片付けたようで、7か月ぶりに玄関前の廊下がすれ違えるようになった。
 その後、夕食の支度を済ませて母にMeet通話。デイサービスに行っている間に私が手配した薬用酒が届いたので、不在連絡をしたらすぐに再配達してくれたそうな。息子の引っ越しがなかなか進んでいない話等をして切る。
 
 結局予定の打ち合わせが1時間半も延長して、夕食はかなり遅い時間になった。
 
 明日は午前中ASHAREさん主催の瞑想ヨーガクラス。2人は朝から引っ越し準備をするだろうけれど、一体ちゃんと寝られるのかどうか。夕飯の準備をする時間が惜しいので、今夜のうちに圧力鍋でおでんを煮込んでいる。
 引っ越し屋さんが来ても荷造りが完成していないなんて悪夢は考えたくないものだ。 
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