今年も自己申告の季節がやってきた。
年に3回提出がある。1回目は申告基準日4月1日の当初申告、2回目は申告基準日12月1日の中間申告、そして申告基準日3月31日の最終報告。申告に基づいて上司が基準日12月31日で業績評価を行う。評定結果は希望すれば本人開示される。この評価が翌年度の昇給に跳ね返るという人事考課制度の一環だ。
提出する書類には「目標・成果シート」と「自己採点シート」と「異動申告シート」の3種類がある。当初申告は「目標・成果シート」のみ。上司とも相談しながら、今年度の職務目標・能力開発目標・(監督職については指導育成目標も追加)を設定して記入する。2回目は3種類全て提出。各シートに目標の取組状況と成果、年度末に向けた取組、仕事の成果とプロセスについての自己採点、希望する職務、活用して欲しい能力等について記入する。3回目は「異動申告シート」以外の2種類を提出。各シートには1年間を振り返り、設定した目標の成果と反省、同じく1年間の仕事の成果とプロセスについて自己採点を行い記入する。最終報告以外は上司との面接がセットだ。最終申告については次年度の当初申告面接のときに確認がされる。
4月1日現在、といっても配付されるのはいつも今頃だし、12月1日付けも異動事務等の関係から11月中旬だし、最終報告は特に面接がなく提出だけなのだが、3月の上旬あたり。・・・かなり頻繁に書いているような気がする。もちろん提出するだけの人間でもこう思うのだから、これをとりまとめる職員がこの仕事にとられるエネルギーたるやいかに・・・、と思うと本当にクラクラする。この組織は、実にこうした内部管理に関する仕事が多い、と思う。民間企業で言えば営業と同じ比重なのだろうか。
25年前に勤め始めたときに自己申告制度がちょうど開始されたように思う。組合はその使途について戦々恐々としていたようだが。業績評価とリンクされるようになったのは大分経ってからだった。最初は4枚複写(人事部用、局人事用、所属用、本人控)で手書きだったのが(私は筆圧が弱いので、控えの4枚目になると実に写りが悪くて困った経験がある。)、いつのまにかPCで作成になって久しい。ちょっとした訂正も楽だし、保存も更新も俄然便利になった。
なかなか管理職と直接話すことがない、という若手職員には日頃の思いを伝える良い機会だろう。以前よりきちんと面接時間も取られシステマティックになってきていると思う。昔は「はい、特に何もないね。ではやったことにしよう・・・」「えっ・・・?」みたいにパスされてしまうこともあったから。
病気になってから、毎回その経過については自由記載欄に書かざるを得ない。完治している、ということならノーコメントでもよいのだが。現在治療中であり(今後も生きている限り治療が終了することはないし)、またいつ休みをとるかわからないという状況なのだから。分かっておいて頂かないとご迷惑をかけることになる。
自分では自己紹介の一部のようにすっかり慣れたけれど、いきなり「再発乳がん、両肺多発転移、縦隔リンパ節転移、胸骨鎖骨転移、局所再発によりホルモン剤内服に加え、毎週通院で点滴治療中・・・」という文言を、全く健康な担当者がいきなり目にしたら、さぞや驚くだろうな、と思う。「一体全体、なんでこの人まだ仕事なんかしてんの?大丈夫?もうすぐ死んじゃうんじゃないの?」ぐらい思われても不思議ないけれど。
ただ、こんな診断書を頂く身でも治療が奏功していれば普通にちゃんと(週4日ではあっても)働けるのだ、ということを伝える良い例にはなっているのでは、と勝手に解釈している。
もちろんこんなポンコツになってもこうして勤め続けさせていただけるだけで、やはり感謝しなければならない、ということは重々承知の上なのだが。
年に3回提出がある。1回目は申告基準日4月1日の当初申告、2回目は申告基準日12月1日の中間申告、そして申告基準日3月31日の最終報告。申告に基づいて上司が基準日12月31日で業績評価を行う。評定結果は希望すれば本人開示される。この評価が翌年度の昇給に跳ね返るという人事考課制度の一環だ。
提出する書類には「目標・成果シート」と「自己採点シート」と「異動申告シート」の3種類がある。当初申告は「目標・成果シート」のみ。上司とも相談しながら、今年度の職務目標・能力開発目標・(監督職については指導育成目標も追加)を設定して記入する。2回目は3種類全て提出。各シートに目標の取組状況と成果、年度末に向けた取組、仕事の成果とプロセスについての自己採点、希望する職務、活用して欲しい能力等について記入する。3回目は「異動申告シート」以外の2種類を提出。各シートには1年間を振り返り、設定した目標の成果と反省、同じく1年間の仕事の成果とプロセスについて自己採点を行い記入する。最終報告以外は上司との面接がセットだ。最終申告については次年度の当初申告面接のときに確認がされる。
4月1日現在、といっても配付されるのはいつも今頃だし、12月1日付けも異動事務等の関係から11月中旬だし、最終報告は特に面接がなく提出だけなのだが、3月の上旬あたり。・・・かなり頻繁に書いているような気がする。もちろん提出するだけの人間でもこう思うのだから、これをとりまとめる職員がこの仕事にとられるエネルギーたるやいかに・・・、と思うと本当にクラクラする。この組織は、実にこうした内部管理に関する仕事が多い、と思う。民間企業で言えば営業と同じ比重なのだろうか。
25年前に勤め始めたときに自己申告制度がちょうど開始されたように思う。組合はその使途について戦々恐々としていたようだが。業績評価とリンクされるようになったのは大分経ってからだった。最初は4枚複写(人事部用、局人事用、所属用、本人控)で手書きだったのが(私は筆圧が弱いので、控えの4枚目になると実に写りが悪くて困った経験がある。)、いつのまにかPCで作成になって久しい。ちょっとした訂正も楽だし、保存も更新も俄然便利になった。
なかなか管理職と直接話すことがない、という若手職員には日頃の思いを伝える良い機会だろう。以前よりきちんと面接時間も取られシステマティックになってきていると思う。昔は「はい、特に何もないね。ではやったことにしよう・・・」「えっ・・・?」みたいにパスされてしまうこともあったから。
病気になってから、毎回その経過については自由記載欄に書かざるを得ない。完治している、ということならノーコメントでもよいのだが。現在治療中であり(今後も生きている限り治療が終了することはないし)、またいつ休みをとるかわからないという状況なのだから。分かっておいて頂かないとご迷惑をかけることになる。
自分では自己紹介の一部のようにすっかり慣れたけれど、いきなり「再発乳がん、両肺多発転移、縦隔リンパ節転移、胸骨鎖骨転移、局所再発によりホルモン剤内服に加え、毎週通院で点滴治療中・・・」という文言を、全く健康な担当者がいきなり目にしたら、さぞや驚くだろうな、と思う。「一体全体、なんでこの人まだ仕事なんかしてんの?大丈夫?もうすぐ死んじゃうんじゃないの?」ぐらい思われても不思議ないけれど。
ただ、こんな診断書を頂く身でも治療が奏功していれば普通にちゃんと(週4日ではあっても)働けるのだ、ということを伝える良い例にはなっているのでは、と勝手に解釈している。
もちろんこんなポンコツになってもこうして勤め続けさせていただけるだけで、やはり感謝しなければならない、ということは重々承知の上なのだが。