今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

飲み納めはガード下「かっぱ」から?

2005年12月30日 | お酒

 暮れの掃除、買い出しも終わった。最後の締めはなんたって、神田明神へ今年のお札(ふだ)を納めに。新しいお札を有り難く戴いた後には、本殿へのちっと早いが初詣がわりの今年のお礼参り。新しいお札を胸に家へ、青い締め縄も清々しく、神棚の中央に天照大神さん右手に神田大神さんを納め、来年はいい年にとパンパンと柏手打った。

 さあ、あとは正月の酒を買いに、やたら騒がしいアメ横を横目に御徒町の松坂屋へ。暮れに飲んじまった「大七純米生もと」が入荷するってんで買いに行った。アメ横はお上りさんが引き上げた、大晦日の8時近くがいい。、すいたアメ横をぶらぶらと、ゆっくり御徒町の魔利志天さんへお参りができる。運がよけりゃあ、最後まで未練がましいアメ横の魚屋?が狂ったようにカニのたたき売りをやっている。  以前はここでカニを買って、融けたカニの生臭さを漂わせながらお終い近いミレナリオを見物に行ったもんだ。ミレナリオはもうあきた。

 さて、呑み納めは御徒町とガード下に限るとばかり「カッパ」に入る。奥のテープルの隙間に落ち着き、アラ豆腐、中トロブツ、それに白鹿の燗酒を頼む。久しぶりの肉体労働の後は特別旨い。燗酒追加して、次はアキバと1300円払いSuicaで移動。

 秋葉原では老舗焼鳥屋の「鳥万」へ。健在である。焼き鳥120円、酎ハイ380円、アキバでは良心的な値段である。「赤津加」が近辺の旦那や居酒屋紹介など見てくる客相手だとすると、ここはアキバで働くおじさんや若い連中にも入りやすい。焼酎の品揃えが多いので察しがつく。「焼き鳥は一本づづでいいかい」と聞いて、シロ、ハツ、皮、かしらなど各一本づづと酎ハイを注文。焼き鳥は小粒だが、タレはあっさり、塩も控えめだ。なかなかなものである。焼き鳥8本、煮込み、酎ハイ2杯、勘定2400円也。

 さて、もう一軒で今年も大締めかと「真澄」で「あらばしり」でも飲むかと向かう。暖簾は店の中だがガラス戸を開け、女将にいいかと聞く。これから予約があるがいいとのこと、貸し切りに他人が混じるといい気分はしないだろう。今宵は帰るか。また、来年もよろしくと家路に。

 さあ、明日は大晦日。のんびりと借りてきたタケシの「血と骨」のバイオレンスか「デイープ ブルー」で深海の静寂の営みに身を置くか。または、あっちこっち「かあちゃん」の買い出しのお供か?いずれも風任せのモン次郎だ。