今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

奥塩原新湯温泉で利き酒(その3)

2006年06月08日 | お酒

 翌朝、旅館裏手の新湯温泉神社を参拝した後、噴火口への山道を行き噴火口のガレ場上へ到着。景色は良い。真下に宿と我らが車が見える。石を落とせば間違いなく天井に当たりそうだ。駐車場のど真ん中が空いていた理由がよ~く判った。ところで湯ノ花は温泉の中から採取するものと思っていたが、ここでは噴煙蒸気の採取小屋にこびり着いた湯ノ花を採取している。

 さて、毎回恒例のTちゃんのドダバタ騒ぎの後、ようやく宿を出発。前回寄った中三依の高橋ワサビ店に寄りワサビ漬けを購入。社長さん(吊り橋のガードマンから言われていた)と言われていたYちゃん、100円まけろ、まけないの攻防の後、手提げ袋は付けないぞ、もってけ泥棒で相棒の勝ち。商売人の根性に脱帽する。その後、階段をえらく下った初めての龍王峡に寄り、鬼怒川のニ八蕎麦で昼食。当然、運転手にお構いなく酒盛りが始まる。食後、25分の1の東部ワールドスクエアを見物。世界遺産巡りを2500円(ちょっと高いんじゃないの)で済ませる。いよいよ帰り道。後部座席は途中仕入れたビールで酒盛り。

 今市ICから運転をバトンタッチして高速に乗り、夕方5時前にアキバへ到着。運転で宴会に参加できなかった「おじん」を慰労してか、車の中で飲み足りなかったか判らんが、「とら八」で2次会を実施した。

 それにしても、いい湯だったし、よく飲んだ。またエルグランデ出してね社長さんm(_ _)m


奥塩原新湯温泉で利き酒(その2)

2006年06月08日 | お酒

 新湯温泉の「湯荘・白樺」、噴火口ガレ場のすぐ下にある。駐車場の真上はガレ場ときている。石が転がってくると間違いなく車にあたるほど噴煙が近い。お湯は期待できそうだ。部屋も火口が望める角部屋と男女時間入れ替えの露天風呂がまるっきり覗ける部屋の2部屋。部屋に案内されるやいなや某3人が露天風呂側の部屋に自分荷物を置いている。してやられたと思ったのは残った4人か。

 まずは外湯「かじかの湯」、旅館の隣の「寺の湯」、「中の湯」へ。神経痛と関節痛に効くという「かじかの湯」は熱くて相棒達はとうとう入ることができない。しかし「おじん」は湯がぬるくちゃ話にならねぇとばかり気合で入るが、しっかり茹でられた。

 「寺の湯」はいい按配の湯加減。皮膚病、水虫に効くという。部屋で、しばし休憩の後、宿の白濁した露天風呂に。底にたまった泥をかき回すらしいが上がり湯はないのでかき回しはパス。内風呂は神経痛などに効くらしい。いずれの湯も素朴な木造で白濁した源泉が注がれ、掛け流しの雰囲気は満点である。

 さて、夕食は宿の基本は部屋出しだが、我々は2部屋なので舞台付の大広間となった。グルメアップコースという料理を肴に旅館の酒の他、持ち込みの地酒で小1時間ばかり飲んだところで、舞台(ステージ)があり、カラオケもあれば俄然燃える男Nちゃんがいる。仕方ないからフロントへカラオケの注文。還暦近い爺さんばかりの2時間のショーの始まった。 

Cimg3288

 

 ステージの合間に飲む日本酒は、山田錦の「大那純米吟醸」は吟醸香がちょっときつい気がした。どちらかというと五百万石の方が飲みやすい。「天鷹心」は辛口だが無濾過生でやや舌に残る気がする。てなことで持ち込んだ酒もなくなったのでお開き。後は部屋で酒店オリジナルの酒だが、飲み過ぎてよく覚えていない。


奥塩原新湯温泉で利き酒(その1)

2006年06月08日 | お酒

  昨年末、福島の野地温泉に行って以来、次はどこに行こうかと思案していた。地酒が買えて(できれは利き酒ができて)、掛け流しの温泉があるところ。いつもの最低要件を満たし、できれぱ食い物が旨くて、安いところと条件が厳しい。

 さて、見つけた先が奥塩原の新湯温泉。まさに掛け流しである。旅館は新湯の中で一番安くても両隣が共同浴場がある。これで決まり。

 小学校同窓の仲間7人、初参加のYちゃんのエルグランデで「温泉利き酒」旅行である。いつもの通りアキバで集合、9時頃にのんびり出発である。さすがエルグランデは広い。7人乗っても狭さを感じないあたり俺っちのミニバンとは値段が倍近く違うはずだ。パワーもあり東北自動車道を快適に馬鹿いいながらあっという間に那須IC。

 酒の仕入れで大田原の酒蔵をと思ったが、メールの返事がこない。そこで那須の地酒が揃っているという「まかべ酒店」の黒磯へ寄って行くことにした。酒屋で「菊の里酒造」それぞれ五百万石50%精米、山田錦55%精米の「大那純米吟醸」、「池錦純米大吟醸」、天鷹酒造の店オリジナル「天鷹心無濾過生貯蔵酒」と店オリジナルの酒を購入。

 酒の仕入れも終わり、ひとまず安心したところで「板室温泉」で蕎麦でも食うかとひとっ走り。12時直前の蕎麦屋「やしお」に滑り込み、とりあえずの酒を注文。「開華・吟醸」を注文。軽快な旨口の酒で蕎麦によく合う。蕎麦も切り口が立って中々いい味を出している。昼時間で店の中、外も待ちの人が並んでいる。

 昼飯を終えていよいよ塩原へ、途中、陽気なガードマンのいる「もみじ谷大吊橋」を見物。今は日本一とのこと。ガードマンの息子の自慢話を聞いてやって一路、奥塩原新湯温泉に。