幕張駅前から旧国道までは、いまでも駅近くに海水浴場があったころの雰囲気が残っている。昭和20年代の後半、男の子の海水パンツが、つなぎのパンツだった。お盆の時期に家の職人連中の家族と一緒に来たことを僅かな記憶であるが思い出した。都内から行く遠浅の海水浴場では一番近かったからだ。親父のライカで撮ったセピア色の一枚の写真。幕張の駅前と浮き袋を持ったつなぎの水着の自分の写真が懐かしい。爾来50有余年、幕張には仕事とプライベートでとことん縁がある。
さて、昼過ぎに出向いた幕張での仕事。体調は風邪気味で良くないが、夕方、「アルコール消毒」と言うことで仲間とチョットということになった。JR幕張駅と京成の踏切の間に新しく飲み屋が開店したので評価することとなった。
店名は「まる」、店は入り口から照明を落とし気味で年寄りには躓きそうでつらい。靴を脱いであがる形式で落ち着いた雰囲気を意識している。テーブルは主に四人掛けの掘りごたつ風で30~40人は入るだろう。料理のメニューは鳥中心だが韓国風の辛口の肴が多い。日本酒にこだわりがあり地酒が結構豊富である。焼酎、サワー類も揃っている。生ビール中が500円まあそんなところか。焼酎ボトルも1700円の韓国焼酎もあるが米、芋、麦それぞれ2300~3000円が中心で2~3種類。最近の幕張周辺の企業動向を意識してか、対象年代をちょっと若めにセットしたようだ。客層も若い。
席に座り生ビールと月島の「魚仁」で出している赤いボトルの芋焼酎の「海童」2300円を注文。開店そうそうの割には店員がチェーン店の店員のように手慣れている。会計の際店員の娘に名刺をもらった。やはり千葉県内に8店がある。ちなみにこの娘は副店長とのこと。
3人で約2時間、眼も暗さに慣れたところで、「海童」もなくなり今日の初見参はここまでとする。