久しぶりに浅草橋の銭湯へ。名前も粋な弁天湯。
客は2~3人、ふと隣の爺さんを見ると、背中一面に大きな牡丹に歌舞伎者の艶やかな彫り物がある。
年の頃は七十代後半か。彫り物は驚ろ驚ろしくもなく艶やかな絵柄がかすれ具合と相まって一段と貫禄を滲み出させている。
風呂上がりのアイロンの効いた開襟シャツ、折り目の入ったズボンと温厚な顔立ちは外見からは大店の店主。彫り物の持ち主とは到底思えない。
近所の鳶の親方か、訳ありのお方か、いずれにしても久しぶりにいいものを拝ませて貰った。
風呂上がりの赤提灯、5月5日のゴールデン真っ最中に寄った風呂屋近くの「仲よし」(前掲)に。
ここ2~3日ほとんど飲んでないので乾いた喉に生ビールはメチャ!キク~ツ!!
しかし、肝臓の短期リハビリ中、一杯でご帰還。
それでも、家の風呂に入らずに、歩いてきた甲斐があったてもんだぜ。