連休明けの溜まった仕事の整理に、3時過ぎにいつもの御徒町の喫茶店へ。二階の昭和通り沿いの窓際のカウンター席が定席。この店はいつも騒がしいアキバ・大ビル下の喫茶店と違って竹慶屋帰りのおばさんグループがこない限り静かな店である。
整理の合間に、「数独」にチャレンジ。上級の部の後半ともなり、膠着状態を脱して1題を解くのに1時間はあっという間。慌てて仕事整理の続き。そんなこんなで6時近くになり、あたりは段々と暗くなる。そろそろ仕舞いと喫茶店を出て御徒町ガード下へ。立ち呑み「味の笛」か親父居酒屋の「かっぱ」いずれにするか迷う。とどのつまり活気のある「かっぱ」にする。
8人席の大テーブルの一人分の空席を指刺され、すり抜け座り、鞄をテーブルの下に置く。298円のスーパードライ大瓶と、同じく全品298円の煮込みを注文。店の人気メニュー「あら煮」は既にないと言う。多分一人客だろうが、真っ黒に日焼けして下着かTシャツを着た隣の客は、一見経営者風の向かい客と映画論議で大声で盛り上がっている。歳はコチトラとはそんなに大差は無いが、映画名と往年のスターの名前が次から次へとスラスラと出て来る。新しい映画の話も大した蘊蓄、感心する。
さて、大テーブルの前はワイシャツ姿のリーマン、隣は競馬新聞を食い入るように見ている御仁。もくもくと飲んでいる。斜め前には真っ赤に日焼けした一見ホームレス風の中年の常連客。店員とフランクに話している。ニコニコしながら飲んでいる。
御徒町ガード下、独特の人間の坩堝。追加のかつお刺しと穴子の串焼き、日本酒燗酒を飲んで「カッパ」を出てシルバーウィーク初日は終了。全部で1600円位だったか。安い。