シルバーウィークの合間、夕方近くに仲間とタクシーで人形町に。ビフカツで有名な洋食「キラク」の先の道を曲がってすぐの路地奥突き当たり「福寿司」。入り口の立看板がないと通り過ぎてしいそうだ。
普通の寿司屋だが、壁の板メニューにほとんどの握りが一貫210円と書いてある。実直そうなご主人と街の寿司屋の雰囲気で明朗会計が売りのようだ。相棒夫婦で晩飯代わりに時たま寄っているとそうだ。「今日は、奥さんは?」と聞かれていた。
遅い朝で昼飯を食べてなかったためか腹が空いている。まずは、ビールに合わせてコハダの握りと刺身の盛り合わせを注文。ビールも終わりメニューを見ると「まんさくの花」とある。これはいいと燗酒で注文。鮮度のいい刺身を肴に燗酒のお代わりを数回。
店の中の大きな安房神社のお札がある。前のブログでの安房出身の寿司屋チェーンの創立者の話もあり、南房総との関係は聞く。創立者は知らないが知り合いの関係で安房神社に行った際にお札を受けたと言う。何れにしても安房神社は海に関係しているので因縁がありそうだ。
人形町は築地が近いせいか魚が旨い。今が旬の炙り秋刀魚の握りでしめて人形町を後にした。「福寿司」、昔は社用族の御用達だっただろうが、今は気楽に入れる下町の寿司屋である。