今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

2千m稜線の野天風呂

2011年11月13日 | お酒

 小倉での業界のイベントも無事終了、何処にも寄ることなく北九州空港から会社へ直行。溜まっている決裁を済ませて帰宅したのは七時は過ぎていただろうか。

 Img_3695 翌日の土曜は、仲間のアルファードの新車で長野へドライブ。行き先は、一昨年に家族で泊まった高峰温泉。今回は高崎市倉渕の合間川温泉経由。昼飯ついでにひとっ風呂。透明の内風呂と褐色の露天風呂を急ぎ足で浴びる。いずれもしょっぱい塩化泉。昼食は「お切り込み」、各種野菜のほか、長ネギ(下仁田ネギ?)と油揚げをとろとろになるまで煮込むのが特徴で、「ほうとう」と似てはいるものの、私的には甲州の「ほうとう」よりも旨いと思う。

 晴天の二度上げ峠を抜け北軽井沢へ、小浅間の峠から千代田区の保養施設のある軽井沢プリンス通りを抜け、国道のバイパスの高原通りを小諸へと向かう。高峰高原へ向かう道は高度が上がるに連れ紅葉も濃くなる。2千メートルの稜線近くでは紅葉の終盤?と多彩な顔を見せてくれる。

 Img_3702 高峰温泉は一昨年の7月以来の3度目ではあるが何回でも違う顔がある。今回は新たに作った野天風呂なる露天風呂が新しい。脱衣籠を持ち稜線伝いに50m先に作られた櫓の上に屋根もない脱衣所と4人も入れば一杯の風呂場が作られている。

 尾根筋の露天風呂は実に気持ちがいい。景色が眺められる昼間もいいが、星空を見ながらの夜もまたいい。

 気分よく風呂に入り、星空観望会で年甲斐もなくロマンチックな気分になるが、仲間はおっさんばかりで酒の肴にもならない。今回の日本酒は、宿の燗酒を飲んだ後、部屋では島崎藤村が詩に詠んだという小諸大塚酒造の「純米生酒 浅間嶽 献寿」を飲む。高度が高いせいか持ち込みのカンビールが胃の中で弾けているようで量がいかない。

 さて、翌日は車で稜線伝いに池の平。池の平では極軽いハイキング。それでも普段の不養生、酷く息が上がっていた。

 Img_3780 帰りは、湯の丸からナビにない新しい自動車専用道を走り、佐久を経由しコスモス街道沿いに走る。目的は初谷温泉。「ショヤオンセン」と読む。胃腸に良く効くという炭酸泉が売りである。立ち寄り湯を表立ってはおこなってはいない。あまり知られていないが「日本秘湯を守る会」の提灯があった。ここもかと、少しがっかりである。

炭酸泉の感覚はあまりない。湯船は透明な湯船とやや茶褐色の小さな湯船である。コスモス街道から狭い道を入ったわかりづらい立地で静かな湯治気分にはいいだろう。

 下仁田で苦労して探した下仁田葱を購入し一路アキバへ。都内の道から運転を交代する。

 この日は、震災で本祭りが出来なかったことから、区長肝いりで神田明神の神輿を仕立てることになった。町会連合での渡御の日でもある。

 旅行予定はそれ以前のため隣接町会の役員も旅行仲間にいる。 神輿渡御も秋葉原界隈から神社に戻った頃を見計らい、アキバに帰着し、そうそうに解散となる。前週の九州からの疲れもありまっつぐ帰宅となる。

 


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