11月下旬の週末、総勢20数名が新木場駅に集合。都バスで終点のキャンプ場で下車。東京湾の沖合、中央埠頭へとつながるゲートブリッジへ徒歩で向かう。晴天に恵まれ一行の足は軽い。ブリッジの中央までは約1キロ、往復2キロのハイキング。遠く虎ノ門ヒルズやスカイツリーを望み、埋立地と内海の狭間をひたすら歩く。大型車がメインの通行車、横を通過する度に揺れる。強風時は通行止めだそうだ。キャンプ場の周辺の岸壁には釣り人が鈴なり、何が釣れるやらハゼかボラか。
一行は新木場でめいめいに昼食をとる。これから長い道程、早くもビールで喉を潤す不埒者、勿論、オジンも不埒者の一人。有楽町線から月島で都営大江戸線で乗り換え清澄白河駅に到着。下町の街を再現した江戸深川博物館、享保の改革で徳川幕府の建て直しの立役者「松平定信」の眠る霊岸寺、江戸六地蔵のひとつの大仏がある。その後、今は東京都迎賓館候補のひとつ「清澄庭園」へ、総勢シニア割引の70円/人で入場。関宿城主の屋敷後を紀伊国屋文左衛門が買い、その後、岩崎弥太郎により三菱財閥の所有となる。海に近いせいかカモメなど水鳥も多く、白鷺や鴨、亀や大きな金糸銀糸の彩り鮮やかな鯉も多く、美しい回遊式庭園である。
シニア達の庭園徘徊も終わり都営地下鉄で両国へと向かう。両国の震災記念堂を拝観。大改修中ではあったが、参加者の多くは始めて訪れる人が多く、中では震災と大空襲の写真、当時の映像など改めてその悲惨さを認識したようだ。夕方近く、国技館のとなりの「花の舞」に入る。チャンコ鍋などをつつきながら、ここから元気になるのがシニア世代の底力。大徳利やビール、焼酎などテーブル一杯の倒れた空き徳利越しに、ワイワイガヤガヤと昔話やら政治談議そして孫談義などに花が咲く。最後は記念の集合写真を撮って駅前で解散。
来年の探訪場所探しも、また楽しくもあり勉強にもなる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます