山では晩秋に近い11月初旬の土曜朝9時前、秋葉原中央口ロータリーで集合。リース期限が今年限りの何時ものワンボックスに七人の侍ならぬ七人の「のんだくれ親父」が乗り込む。塩原温泉にレッツゴー!!車の中ではビールを飲みながら「あーでもない、こーでもない」と賑やかにしているうちにあっという間に那須塩原ICに到着。紅葉シーズン盛りで懸念されていた渋滞もない。
地元の酒蔵に立ち寄り地酒の仕入れに、昔から主自身が杜氏をこなしている「池錦酒造」に電話する。ご家族によると休みだが生憎外出するとのこと、販売している地元の酒店を丁寧に教えてもらう。店のラインナップは揃っている。その昔、秋葉原で店を出していた「天鷹酒造」の酒もある。少し足りないと思ったが、缶ビール1ダースと純米酒、吟醸酒の四合瓶を二本づつを購入。天鷹酒造の五百万石の「純米 国造(くにつみやつこ)」、池錦酒造の「純米吟醸 酒聖」、「特別純米 和心(なごみ)」など。
昼を寄り道して蕎麦屋「高林房」に入る。味も量もよし。いつものように天麩羅を刺身に運転者は除き酒を注文して前哨戦。しっかり満腹となる。
塩原温泉への途中に、塩原10大名瀑の「竜化の滝」に寄る。駐車場から15分ばかり歩いて吊橋を渡ると落差のある三段の滝が現れる。どうどうとした立派な滝である。駐車場で歩きたがらない仲間に申し訳ないが滝見見物となる。
道はあまり紅葉の盛りとは言えないが遅い紅葉の盛りのようだ。塩原温泉郷の手前から塩の湯に入ると歴史を感じる温泉旅館が二~三軒。その内の一軒、創業300年の「明賀屋本館」に宿泊。入り組んだ廊下の先に渓流に開けた角部屋に案内される。川岸露天風呂(混浴)が有名だが、現在は広い女性専用露天風呂ができ、純粋に目の前の渓流を真近の川岸露天を落ち着いて堪能できる。夕食は歴史ある旧館での個室で仲居さんがあれこれと世話を焼いてくれる。地酒を楽しむ会なので断りを入れて昼に買った地酒を飲む。勿論、食事にビールと宿の自慢のお酒もいただくのがルールである。
翌朝は今にも振り出しそうな曇り空。歴史が香る宿を背景に集合写真を撮り、取り立てて定めの無い帰路へ。先ずは紅葉が綺麗な塩原ものがたり館近くの箒側沿いの「紅の吊橋」
見物へと街中の館駐車場へと。「紅の吊橋」周辺の紅葉は赤が際立っている。吊橋を渡ると川原に脱衣所も男女共用の混浴露天風呂、古町温泉「もみじの湯」がある。対岸からは囲いがあるが遊歩道からは丸見えだ。観光客が多いシーズン、散策路脇でもあり入るには勇気がいる。ところが中にポニーテールの姿がある。ナンじゃと見てみれば裸の男に囲まれてハイっているではないか。こりゃあ、のぼせるなと人のこととは言え心配になる。
その次に向ったのは、以前にこの仲間と泊まった奥塩原の共同浴場の「寺の湯」、「中の湯」。奥塩原の唯一の混浴は「寺の湯」は、噴気孔の崖の真下に町営露天風呂が位置している。しかし満員とのこと。奥塩原の旅館の泉質と同じ「中の湯」へと300円を入り口の箱に収め入浴。少々熱いが、「むじなの湯」と比べれば柔らかいほうだ。4人も入れば満員で既に地元の常連さんが二人入っている。湯への入り方を常連さんから細かく指示されながら「はいはい」と大人しく入る。入浴後、日塩スカイラインの入り口からすぐの野菜販売所で味噌田楽ときのこ汁を食べた後、もと来た道、塩の湯まで戻り「道の駅たかはら」経由で矢板インターまで行くことにする。
すっかりの雨模様の中、一台通るのがギリギリの山道、ほとんど対向車が無い中なんとか「山の駅たかはら」に到着。山上できのこ汁を食べたためか腹がすいていないが渋滞を予測し、山の駅のお勧めの「アップルカレー」や「そば」でめいめいに食事を摂る。
後はひたすら思いのほか空いている東北道を東京へ。アキバに付く頃は、飲み屋の開店時間に丁度いい時間帯。反省会は秋葉原東口すぐのガード下に開店したての「まぐろ道場」で乾杯となった。
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