某日、森の仕事で地元猟友会の関係者のお宅を訪問。鹿や熊の出没情報を聞いた帰りに熊と鹿の手作りジャーキーをいただく。森の事務所に戻り冷凍熊ジャーキーの半分と鹿の1本物の骨付きジャーキーを事務所の冷蔵庫に。後日、打ち合わせの時に皆で食うことにする。熊の半分は自宅に持ち帰る。
それにしても、熊、鹿、猪、猿の被害は甚大である。熊は相当、里に近いところの森にまで入り込み、十分育ち価値の高い杉やヒノキの皮を剥ぎ樹液を啜り、木を根本から腐らせてしまう。鹿は角が育つ過程で痒いのか角を木に擦り付け樹皮を傷つける。植栽したばかりの木の芽を食い尽くす。猿は収穫真近の野菜や果物に狙いを付け、数十頭の集団で食い散らかす。あっという間に一反歩くらいの畑は全滅である。事務所の目の前のキャベツ畑で30頭くらいの猿がモグモグムシャムシャやっているのを目撃。声で脅したら一斉に逃げ出した。野菜農家はたまらない。過度な鳥獣保護のツケが農林業を脅かしている。何とかならないものか。
さて、熊ジャーキー半分を持ち帰り、アキバの「しずか」に寄る。昨年末に猪肉を5kgばかりつついた店である。熊肉ジャーキーを軽く炙ってもらいマヨネーズをつけて食らう。旨い!!見た目よりも脂があり、パサパサ感がなくほのかな脂に旨みと若干の甘みを感じる。その昔、湯西川の温泉宿で食べた脂身ばかりの熊鍋の熊肉と比べると断然違う。新しい食感だ。酒は何でも合いそうだ。
後日、山の事務所の打ち合わせの時に冷蔵庫の熊と鹿のジャーキーを出す。鹿は骨付きなので肉をばらす。鹿はやはりパサパサ感があるが塩味が聞いていてビールに合いそうだ。これもいける。全員が車で来ているの手酒は飲めないので残念である。
それにしても、熊、鹿、猪のジビエ料理店でもやろうか、奴らを根こそぎ食ってやりたいものだ!!
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