12月の半ば、元の職場の先輩、同僚7人と北陸に二泊三日の大人の休日。朝の東京駅から湯沢行きの新幹線に乗り込むなり、早速に座席を回して酒盛り開始。あっという間に雪のないガーラの湯沢に到着。乗り換え時間が少ない中、「はくたか」に乗り換え富山まで。まずは工事中の富山城址と歴史館を霧雨の中ブラブラと見学する。
駅前に戻り、駅に隣接するマリエビルの「大黒や」で昼食(宴会)。白えびとマス寿司を肴に、富山の酒とばかり銀嶺立山と銀盤をいい具合に飲む。出来上がった頃合に、新幹線に間に合わなかったアゴ髭が生え揃った先輩が合流。
さて、名古屋行きの「しらさぎ」に乗って、本日の宿泊地「芦原温泉」へ。駅前に温泉宿密集しているのかと思いきや、はてさて、案内人がお出迎え。案内されるままにマイクロバスに乗車。町を通り抜け10分近くは走っただろうか。温泉街らしいムードも漂い、宿泊の「芦原グランドホテル」へ到着。JR北陸本線の「芦原温泉駅」ではなく「あわらゆのまち駅」からは徒歩で数分のところだ。
さっそく、源泉掛け流しという自慢の風呂に行く。透明でサラサラの硫化泉のようである。大型旅館にある広い湯船に思いっきり足を伸ばして、とりあえずの朝からの・・疲れを癒すこととする。風呂は趣きを凝らして各種の風呂があり、一日では全部回りきれない程だ。
部屋食で追加した福井の名産「へしこ」を肴に、ホテルの酒と富山でからの持ち込み日本酒「吟醸 立山」等等。食事後、ほろ酔い気分に丹前姿、下駄をつっかけ夜の駅前へ。昨今の暖冬で12月ではあるが寒くはない。数年前に出現した駅前の屋台村「湯けむり村」の一軒七輪の「やすらぎ」へ。若くて元気な女将さんと焼き魚をつつきながら福井の「一本義」を熱燗のコップ酒で談笑。
翌朝、駅前から永平寺と朝倉史跡、蕎麦打ち体験のバスツアーへ出発。福井駅でツアー客を乗せ永平寺へ。壮大な永平寺の寺廓の荘厳さに圧倒され昼飯時、門前街の蕎麦屋に入る。永平寺蕎麦がくるまで、ごま豆腐を肴にぬる燗で注文が熱燗で一杯。
次の目的地「朝倉史跡」へ出発したいが、一人旅のUSAのお嬢さんが行方不明。ようやく見つけて朝倉史跡は駆け足見学。蕎麦打ち初心者のオジンの蕎麦打ち板に、USAのお嬢さんを招き入れ、一緒に蕎麦打ち体験。黒く輝く肌に白い蕎麦粉のコントラストが魅力的。日米合作の蕎麦を一緒に食べて、フルネームを聞き忘れたまま福井駅でお別れ。
その晩は金沢のホテル泊まり。ホテルのそばの雰囲気がよさそうな堀川5丁目の「居酒屋ちょん兵衛」に入る。地元の魚がふんだんにあり、地酒が揃っている。なかなかお目にかかれないのど黒などを肴に「萬歳楽 初音」「天狗舞 山廃生搾り」「満寿泉」で盛り上がる。
翌日はバスの市内フリーキップで金沢散策。兼六園散策の後、九谷焼の光仙窯元を見学。丁寧な案内に薀蓄も増え、久谷の名品で眼を養う。
北陸はちと遠いが、同行の仲間の快気祝い、よく食べ、よく飲んだ大人の休日であった。
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