今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

笠森観音と囲碁合宿

2010年02月03日 | お酒

千葉は長南町の笠森での囲碁合宿。アクアラインにするか東関道にすべきか、辰巳のジャンクションまで迷いながら下道を走る。いずれも東京湾を隔てて正反対の位置にある。アクアラインも800円となり高速料金は若干の差である。時間的にはアクアが早いだろうとナビが指示する左折の浦安方面ではなく大井方面へと右折。案の上「海ほたる」は満車表示。昼食は木更津北で降りてからとは思うが中々に見つからない。409をどんどん進み、ようやく街道沿いの中華で定食にありつく。

Img_2237_2 さて、国の重要文化財の笠森観音を過ぎ、民間に払い下げられた宿泊施設のユートピア笠森に到着し、午後一から囲碁合宿による殺人的な対局の開始となる。寝るまで何番打てばいいのか。トーナメントに負ければ気楽な自由対局となるので半分負けるのを期待している自分がいる。

Img_2205 夜食時の懇親会は、仲間が持ち込んだ「吟醸辛口 梅一輪」と酵母の力で自然の桜色の濁り酒の「旭鶴 ほんのり桜色」など千葉の酒で盛り上がる。

懇親会後もトーナメントから抜け出れない。酒の酔いにもかかわらず、相手のポカに救われて気がついたら優勝戦までいっていた。酒を飲むと覚醒する性分のせいか寝不足も気にならない。

決定戦開始は午前零時を回っている。頑張ってはみたものの肉体的な限界を感じたとたんに負けが決まっていた。それでも準優勝は久しぶりだ。自由対局含めてトータル六勝一敗、最近、碁石に触っていないにしては上出来すぎる。業界の囲碁大会も近く、いい弾みができた。

翌朝の帰り道、今まで何回となく通り過ぎていた笠森観音に初めて寄ることにした。笠森観音は、開基は伝教大師最澄。小さな岩山全体に足場掛けをして立てられた観音堂は、日本唯一の『四方懸造り(しほうかけづくり)』と言われている。国の重要文化財に指定されている。また、「坂東三十三観音札所」の第三十一番札所でもある。なるほど、奈良時代の作とは言え、今でも異様な建造物である。いいものを見た。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿