休日の昼下りウォーキング、神田駅近くの喫茶店で、昨夜購入した浅田次郎の現体験と言われてる「ブラック アンド ホワイト」を読み始める。最近は池井戸潤と浅田次郎の小説を交互に読むのが習いになってしまったようだ。粗筋もうろ覚えの小説も多く、再読、再々読でも新鮮なトキメキ。書店で自宅にあるのも忘れ再購入もしばしば。両人の小説は、流れるようなストーリー性と人物設定の旨さ、そして社会性に嵌まったようだ。両人の作品はストーリーの面白さ故にドラマや映画に度々取り上げられヒット作品も多い。近々、池井戸作品の「空飛ぶタイヤ」が映画化するという。大型トラックのタイヤ脱落で、親子の死亡事故原因を巡って中小運送業社長が大手自動車メーカーを相手に戦う物語である。
読書中、ふと新宿御苑の「ユリノキ」が見たくなり新宿へと向かう。このユリノキは明治初頭に北米から持ち込まれた外来樹で新宿御苑に初めて植えられた。その後、「上野国立博物館」の前庭や「迎賓館」の正面の並木に使われている。成長が早く通直で巨木となり、それぞれにシンボルツリーにもなっている。おまけに花時には、チューリップのような花弁にたっぷりの蜜をため養蜂家にとっては貴重な木だとのこと。
何故、ユリノキかというと、山に「苗木を植えて10年後くらいにハチ蜜を取る!」という気の遠くなる話なのである。果たして生き永らえて己れが植えたユリノキからの蜂蜜を食する至福に会えたらとの夢である。
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