地元仲間との新年会は、神田駅北口近くのガード下にある「は満寿司」。間口は狭いが一階にはカウンターとテーブル席が二つ、二階も20人近くの宴会ができるという部屋があるという。こじんまりとした江戸前のすし居酒屋である。
既に暗くなりつつある土曜の午後5時に店に集合。仲間6人が漸く集まったのが5時半過ぎ、爺さんになれば時間も多少ルーズになるのは致し方ないか。料理と酒は飲み放題のおまかせ。テーブル狭しと刺身、揚げ物、あん肝などの料理は酒の肴には十分な量である。酒はビール、焼酎、ハイボール、日本酒は「菊正宗」の常温か燗酒の一種類のみである。最近、こういった昔ながらの酒の出し方を出す店は少ない。最近の飲み屋は、純米だ吟醸だと銘柄いろいろと用意してあるのが主流。下町のすし屋は、飲み物は燗か常温、あくまでも肴が主役で酒はわき役との役割分担は地酒ブームの前からお決まりのこと。昔ながらの寿司屋が神田駅ガード下に今も生きている。
「二世宰相達の庶民達の鈍感な政治感覚に「ああでもない、こうでもない」と年寄りの話題あっと言う間の二時間半。一人4千円で酒と寿司で腹いっぱいになって大満足。腹ごなしも兼ねて河岸を変え秋葉原のガード下「酒造 真澄」に移動。JRのガードの耐震工事で、暫くは神田駅東口のガード下に移転していたが、昨年秋に秋葉原の元のガーと下に戻った。真澄では「真澄 あらばしり」の四合瓶を注文。スッキリとした尖ったあらばしりの吞み口は相変わらず大好きである。
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