2015年1月8日(木)
御茶ノ水の健康管理センターで仕事はじめ。
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新年早々、怒りに燃える職場上司がやってきた。気持ちはよくわかるのだが、それを僕らに向けるのはどうかと思う。人はアタマに来ると、敵味方の区別が付かずに乱射を始める。戦場だったら、まずこういう手合いが後ろから撃たれるのだろう等と、知りもしない場面を訳知り顔に想像する。僕自身、そういうことをよくやるから他人事ではない。お門違いの怒りに45分つきあって、少々むなしい気持ちになった。
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過酷な職場・不適格な上司の下で2年間、ほとんど使い潰されて休職中のQさんが、養生の甲斐あってずいぶん人心地ついてきた。数年前の正月、初詣の浅草寺で大吉のおみくじを引いたという。浅草寺のおみくじは凶の多いことで有名だそうで(本当ですか?)、かえって落ち着かない気持ちで駐車場に戻ったら、何と車上荒らしにあっていた。
だから初詣などは行かない、と年末には腐っていたが、お姉さん・妹さんに誘われて出かけたのだそうである。ただし浅草寺ではなく、何といったかな、もっと人出の少ない静かなお寺だそうだ。
僕は初詣には行かないが、その心理を嗤う気はさらさらない。ただ、年始に祈願する神仏なら、日頃からもう少し大事にすれば良いのにと思う。神道も仏教も、とてもとても深くて、端倪するどころの騒ぎではない。日本の神々は和食同様豊かなのだ。だからこそ、だ。
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M保健師が面白いことを教えてくれた。知人のお嬢さんに、高校では全日本クラスの長距離ランナーがいるのだそうで、大学進学時には「授業料全免するから、どうぞうちへ」というオファーが複数あったという。ところがこのお嬢さん、それら全てを丁重に断り、授業料を規定通り払って意中の大学に進学した。その先が青山学院なんだって。
良い指導者がいるらしい。昨年から今年にかけての駅伝躍進も、それなのかな。選手はよく知っているんだね、大したものだ。
そんな風にして誰かを求めていった記憶が、僕にはない。いや・・・そうでもないか。