近年、「大腸の検査で、ポリープが見つかり、切除した」などという話をよく聞く。調べてみると、胃ポリープ,大腸ポリープ,膀胱ポリープなどが代表的なものだそうである。とにかく最近の医療は、MRIや内視鏡などの機械が幅を効かし、検査技術が進んでいる。従って、病気は増える一方、病人も増える一方、医療費もかさむ一方である。又、医者はパソコンを眺め、患者や患部などろくに見やしない。
さてこの句、全く無関係の「蛍とポリープ」を取り合わせ、「来いと行け」を結び付けた発想が実に面白い。しかし、作者のポリープは、飛んでゆくのだろうか。
もしかすると、親が子に「痛いの痛いの飛んでけ」という「おまじない」があるから、このポリープは作者のものではないのかもしれない。
アカメガシワ(雄花)