一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1284   車内みなスマホを覗く夏の昼   豊春

2014年07月29日 | 

 携帯電話さえ革命的だったが、あんな小さなケイタイにインターネットが自由に使えるようになって、スマートフォン(スマホ)と呼ばれるようになった。パソコン同様、スマホ中毒が蔓延しているらしい。特に、青少年の中毒が深刻と言う。

 車や家電製品と、パソコンやスマホは明らかにその便利さの質が異なる。その便利さの第一は、辞書機能。検索能力がすごいからだ。お陰で歳時記、国語辞典、文語辞典、類語辞典、植物図鑑、百科事典などがほとんど不要になった。あらゆる分野の音楽もインターネットで簡単に聞ける。商品の価格比較も瞬時だ。つまり、必要な情報がなんでも手に入る。

  電車の中で、ほとんど全員がスマホを覗いている。これは実に不気味な光景である。そして、身近な人間同士の関係は、増々希薄になっていくことだろう。しかし、この時代の流れは、たぶん誰にも止められない。

ネムノキ(合歓の木)

コメント
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