一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1317   流木に腰かけてゐる良夜かな  noriko

2014年09月13日 | 

  良夜、流木に腰かけている作者。流木は浜辺にあるのだろうか、それとも公園や作者の家などに運ばれたものだろうか、又女性であれば、独りのはずがないから恋人といるのだろうかなどと想像を膨らませる意味深長な句である・・・・・などと考えていたら、この句には、次の作者自身の英訳が付いていた。

 I sit on the driftwood

 on the small island beach--

 this moonlit night

これには(on the small island beach)が説明として付け足されているのだ。理由は、英語でも575の韻を踏むように工夫がなされたのだろうと思う.しかし、この英語俳句を日本語にしてみると、俳句ではなく短歌になってしまうのである。

流木に腰かけてゐる良夜かな小さな島の小さな浜辺

白ヒガンバナ

コメント (2)
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