一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1320   ちちろ鳴く八雲とせつの墓の間に

2014年09月16日 | 

 私が、幽霊を信じるのは、現代の世界に幽霊がいなくなってしまったからです。何が、人生に希望を抱かせてくれていたのでしょうか。それは幽霊です。その一部は神々と呼ばれ、又悪魔、天使とも呼ばれました。彼等こそが人に勇気と目的を与えていたのです。自然への畏敬を教え、それがやがて愛に変わった。彼等こそが恐怖と美を作り上げたのです。

もはや、幽霊も天使も神々もいません。全て死に絶えてしまいました。電気と蒸気と数学の世界は、虚しく空っぽです。 しかし私は、どんな日本人より、本当の日本を愛します。(小泉八雲、1894年日清戦争が始まった頃の友人への手紙より)

ミズヒキ

コメント (2)
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