いよいよ火止めが近づいた。陶房で「いしさん」が、松の薪に字を書いていた。「窯の神様、無事終了致しました、有難う」
最後に入れる薪に、火止めに参加する全員の名前を書き込むのだという。未だかつてやらなかった「火止めの行事」が出来上がった。34年にして初めての火止め式。
火止め後、句会をしました。私以外全員初心者である。以下、皆さんの俳句。
火止め窯句会が始まったから帰る 美和子
蜩やめったに見ない空の碧 知 美
先生のジミヘンイカす窯の朝 〃
窯焚きやゆらぐ炎の美しき 絢 子
窯焚きを終えたこころや五月晴 正 人
ひぐらしの声に誘われ薪焼べる 美知子
夏の庭火止めの窯に気も晴れる まゆみ
夏の窯最後の薪に有難う い し
窯を焚く初蜩の日暮かな 雲 水
昨日7月10日、初めて蜩が鳴いてくれましたが、期待通りなんと去年と同じ日でした。
2015、7、10
2014、7、10
2013、7、 7
2012、7,14
2011、7,13