一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1540   夏の窯最後の薪に有難う    いし

2015年07月12日 | 

  いよいよ火止めが近づいた。陶房で「いしさん」が、松の薪に字を書いていた。「窯の神様、無事終了致しました、有難う」

 最後に入れる薪に、火止めに参加する全員の名前を書き込むのだという。未だかつてやらなかった「火止めの行事」が出来上がった。34年にして初めての火止め式。

 火止め後、句会をしました。私以外全員初心者である。以下、皆さんの俳句。 

火止め窯句会が始まったから帰る   美和子

蜩やめったに見ない空の碧      知 美

先生のジミヘンイカす窯の朝      〃

窯焚きやゆらぐ炎の美しき      絢 子

窯焚きを終えたこころや五月晴    正 人

ひぐらしの声に誘われ薪焼べる    美知子

夏の庭火止めの窯に気も晴れる    まゆみ

夏の窯最後の薪に有難う       い し

窯を焚く初蜩の日暮かな       雲 水 

昨日7月10日、初めて蜩が鳴いてくれましたが、期待通りなんと去年と同じ日でした。

2015、7、10

2014、7、10

2013、7、 7

2012、7,14

2011、7,13

コメント (4)
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