一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1550   第227回 7月 岩戸句会        

2015年07月30日 | 岩戸句会

公園のジャングルジムに蜘蛛の糸  炎火

琉金の二十五センチ弔えり 

祭終え男の透ける雨合羽       薪

夏休み人体透視図鑑視る

ヘッドフォンはずしてごらん蝉が鳴く 洋子

くちなしや少女は長き脚を組む

華氏という名の香水を求めけり    一煌

梅干してきらきら煌めくベランダ 

笛太鼓神を寝かせぬ祭の夜      歩智

幼児のピヨピヨゾウリ夏祭

麓より祭囃子や喘ぎ来る       豊春 

握手して別れしままや夏の宵

坂下り江ノ電渡れば夏の海      余白

夏雲に姿隠して八月の機

仏壇の扉は閉じたまま大暑      雲水

鳥のほか食べるべからず蝉時雨

         

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