(あまごやに あまのこえなし ならいふく)
明治から昭和にかけて、三重県志摩地方の海女は全国各地の磯へ出稼ぎに行ったという。出稼ぎ先は、紀州、土佐、九州、伊豆、羽後(越後、山形)、北海道(利尻)など。この句の作者によると、真鶴の海女も元は志摩地方の海女が居ついて、現在に至っているという。
さて、北風は、「ならい」とも言い、関東で吹く北寄りの風をいう漁師言葉。北風が吹けば、海が荒れて漁に出られない。今日の海女小屋には誰もいないようだ。
(あまごやに あまのこえなし ならいふく)
明治から昭和にかけて、三重県志摩地方の海女は全国各地の磯へ出稼ぎに行ったという。出稼ぎ先は、紀州、土佐、九州、伊豆、羽後(越後、山形)、北海道(利尻)など。この句の作者によると、真鶴の海女も元は志摩地方の海女が居ついて、現在に至っているという。
さて、北風は、「ならい」とも言い、関東で吹く北寄りの風をいう漁師言葉。北風が吹けば、海が荒れて漁に出られない。今日の海女小屋には誰もいないようだ。