(ばんりょくや ひとはたびびと かぜわたる)
人によって時期も誘因も違うだろうが、「人生は旅だ」ということに、いつかどこかで必ず気付くはずだ。
この句は、3段切れであり「風渡る」が唐突な感じがして疑問は残るが、やはり「人は旅人」に日本人としての無常観や諦観が感じられ、「人」が作者自身「私も旅人」と思わせている。
この「気付く」ということが、本人にとって大事なことなのであって、我々も大事にしてあげなくてはならない。そんなこと昔から言われているから陳腐、と言ってしまえばそれまでで、話にならない。
ネジバナ(捩花) ラン科ネジバナ属の多年草、別名モジズリ(綟摺)。