一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1270   青梅雨に滾つ坂東太郎かな   ひろし

2014年07月10日 | 

(あおつゆに たぎつばんどう 太郎かな) 

 青梅雨は、今頃の山々の青葉が茂る頃に降る梅雨。滾つとは、古くは「たきつ」と言い、「たぎる」と同源。水が激しくわき立つ。水が激しく流れるさま。

 「坂東太郎」は、利根川のことで関東(坂東)で一番大きい(太郎)川という意味。

 戦後、昭和22年のカスリーン台風は、9月に発生し、関東地方や東北地方に大きな災害をもたらした。降水量が多い典型的な雨台風であった。この台風による死者は1,077名、行方不明者は853名、負傷者は1,547名。その他、住家損壊9,298棟、浸水384,743棟、罹災者は40万人を超え、戦後間もない関東地方を中心に甚大な被害をもたらした。

ノハナショウブ(野花菖蒲)


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